先日、「DARIUS 30th ANNIVERSARY EDITION」が2017年2月23日発売されることを書きました。
歴代ダライアスの音楽がCD7枚分に収められているのが大きな特徴です。
さて、ここには今回新規収録となる曲もありますが、これまでにサントラCDとして発売されているものも多数あります。でもって、昔か集めているのでそういうものをけっこう持っていたりもします。
せっかくの機会ですので、今日はその中から今度発売するBOXに含まれないものも含めて、ダライアスバーストの初代まで紹介してゆこうと思います。ちなみに手持ちで今出せた中から画像をとっているので、抜けているものもあるかもしれませんがご了承ください。
DARIUS(G.M.O.レーベル)
1987年6月25日発売。アルファレコードG.M.Oレーベルより出た、一番古いダライアスのサントラ。
一曲毎が短いせいか、幾つかのステージの曲が連結されて1つのトラックとなっているもの。さらに1ループしかなくそのステージ曲も短いので、今の環境で聞くのは少し不便かもしれない(たとえばBOSS7だけ延々と聞きたい場合など)。だけど、当時はゲーセンで土ディソニックの振動と共に伝わってきたこの音をサントラで聴けたことに感動を覚えた人は多いでしょう。
様々なタイプのアレンジ曲が5曲収録されているが、ここの『CHAOS』アレンジはその後ZUNTATAライブでも定番曲となります。
DARIUSⅡ G.S.M. TAITO4
1989年11月21日発売。アルファレコードからサイトロンにレーベルを移して出たもの。2枚組。
文字通り『ダライアスⅡ』のサントラだが、「ナイトストライカー」との同時収録というかなり豪華な仕様。こちらは既に曲毎のトラックとなっています。
本編のほか、ダライアスⅡとナイストのアレンジ曲も入っていて、こちらもライブの定番Ver.となっている。特に最終面曲「say PaPa[木星シーン]」のボーカルがついた「FREE THE LOVE (MAIN THEME FROM DARIUSII)」が有名。
余談だが、CDの読み取り面にZUNTATAロゴの加工がしてあります。
DARIUS(サイトロンレーベル)
1992年に8月21日に復刻されたダライアスのサントラ。サイトロン1500シリーズなので1500円。
こちらは曲毎にトラックが分けられている上、ループもされている。さらに音楽単体のトラックとは別に、ステージのSEをプレイしているようにMIXしたものや、SE集も収録されている。さらにここでもアレンジが2曲「Captain Neo (アレンジバージョン)」「Cosmic Air Way (アレンジバージョン)」が収録されているが、どちらもライブの定番曲。
中古のダライアスは数バージョンあるけど、出回りの多さからしてもたぶんこれが一番間違いない。
ダライアス外伝
1994年11月18日発売。サイトロン2000シリーズで2000円。
このゲームの音楽を聞いたとき、「これをシューティングの音楽で、いや、ゲームの音楽でやっていいんだ」というくらい衝撃を受け、そして同ゲームに激ハマリすることとなった。それまではライトに楽しんでいたゲーム音楽に本格的にハマりだしたのもこの頃(それもあってタイトー系サントラの保有率がかなり高い)。全ゲーム音楽の中でも再生回数がかなり上位。
一般的には『FAKE』の人気が高いですが、『Singing in the BRAIN』も大好き。ダライアスシリーズの曲は外れがないですが、その中でもダラ外は特にいいもの揃い。
Gダライアス
1997年8月21日発売。サイトロンレーベルから自社レーベルであるズンタタレコードへと移った後に出たもの。2550円。
ダライアスシリーズの音楽は毎回驚かされるというところに来て、今回もそうだったというももの。衝撃は連続する。最終面の展開、さらにその前のファイアーフォスルでの曲の使われ方は鳥肌もの(タツノオトシゴだけ冷遇)。
ちなみに発売のあたりで何年かぶりのZUNTATAライブがあり、そこに行って盛り上がった思い出。
ダライアスシリーズアレンジいろいろ
ZUNTATAレコードは自社レーベルでもあったせいか、初期から中期は毎月必ずと言っていいほどCDがリリースされていた。しかしゲームの総数(しかもアーケードのみなら)はそこまであるわけではなかったので、その分過去作のマイナーなもの(でサイトロンから出ていなかったも)や有名作のアレンジバージョンが出ていました。
そしてダライアスのシリーズもそれがあった。具体的には『ダライアス THE OMNIBUS -世代-』『DARIUS外伝 THE LAST KISS』『G-DARIUS 未来完了』といったもの。ほぼ全曲アレンジなので、今までアレンジされていないマイナーな曲も聴けます。
その中でオススメするとすれば『GALLERY -オブジェ- THE VERY BEST OF OGR』という小倉久佳氏作曲のもののベストアレンジ(原曲もある)に収録されているものを挙げる。特にダラ外「VISIONNERZ」がよいです。
DARIUS Rebirth
2005年5月25日に通販限定で発売されたDARIUSのBOX。アーケードシリーズ歴代のリマスターされたCDが収録され、評価が高い。12,800円。しかし限定生産であったことと後者の理由もあり、その後異常なプレミア(某所では定価の2~3倍の価格)がついてしまいます。
おそらく今度出るアーケードのものも、ここがマスターとなるかもしくはリマスターされると予想しています。
そしてダライアスバーストへ
しかしながらここより数年間、ZUNTATAの活動自体が事実上停止となり、音沙汰がなくなってしまう。その間にタイトーの会社的事情もありいろいろ変化があるが、数年後にZUNTATAレーベル以外での名前を目にすることが出てきて、そしてレーベル復活。『ダライアスリミックス』というアレンジアルバムも登場。更に『ダライアスバースト』によりダライアスも復活し、iTunesでの過去曲配信も増えて今に至る、という感じです。
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番外
さて、今度発売されるものでは「サーガイア」や「ダライアスフォース」「ダライアスツイン」等の音楽もCD初収録作品として入っているようですが、アーケードメイン系統以外でもサントラが出たことがあります。それはPCエンジン版。但し作曲者は別。
あと、近年ではタイトーオムニバスの「タイトー ~ARCADE~ Vol.4」のひとつにダライアス外伝が収録されたり、「タイトー レトロゲームミュージック コレクション1 シューティングクラスタ」にダライアス外伝が、さらに6にGダラが収録されたりなど。
さらに近年では、ZUNTATAレコードがiTunesでの配信を盛んに行っており、且つ過去CD化されていなかったものも出ているので、そこで聴くのもよいでしょう。
■参考:ZUNTATA(初期~サイトロンレーベル時代&同時代の復刻)
■参考:iTunesゲーム音楽配信_ZUNTATA(2007~)
Amazon Musicにもいくつかあります。
まとめ
そんなわけで、DARIUSシリーズのCDや音楽配信はオリジナルだけでもかなり出ている上、アレンジもかなりあります。さすが30年の歴史というべきか。
今から全部揃えるのは結構難しいでしょうが、コレクションじゃなく聴くだけならそこまでいらないので、今度発売されるものや配信で聴いてみてはいかがでしょうか。今でも結構衝撃を受けると思います。
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