『カオスシード サウンドトラック』『エストポリス伝記 オリジナルサウンドトラック』、そして今月発売される『エナジーブレイカー サウンドトラック』。スーパーファミコン時代にこの3つを制作したネバーランドカンパニーですが、これら以外にも販売しているソフトがあります。主なところでは、ドリームキャストの隠れた名作という評判の『ロードス島戦記』(販売は角川書店)、それに近年ではDSなどの携帯機やPS2でもリリースをしていますね。(最近ではDSの『ルーンファクトリー』が出てますね)
そんな中に制作告知はされながらも出てこなかったソフトが、知る限り2本あります。ひとつはこの前のエントリーでカオスシード豆本の話の時ちょっと触れた『汽船海賊』。
サターンの発売予定表にも出てたんですけど、ハードの衰退とともに消えていきました。
そしてもうひとつはエストポリス伝記シリーズの続編である『エストポリス伝記III』です。
このシリーズはもともと3部作と予告されており、且つ前作、前々作が評判が高かったために、ファンの期待は高まりました。(余談ですが、海外でも『Lufia』のタイトルで発売され、でわりと高い評価を得ているようです)。ちなみにIIの後から発売を熱望する声があり、こちらのようなファンサイト(エストポリスIII応援ページ)さんまで出来ておりました。
しかしながらIIが出たのがスーファミ後期~末期であり、販売会社のタイトーの都合もあったのか、なかなか発表がされませんでした。
だけど数年後のゲームショウにて、タイトーではなく、『日本フレックス』という会社から続編である『エストポリス伝記III ルーイン・チェイサーズ』が出されるというリリースがありました。その時もらったのが下のパンフレットです。
ストーリーの概要とか、キャラ設定(伊藤真美さんの絵)はこの時点で決まっていたみたいです。
まあ、これが予定通りならば、PSにおいて1998年に出ていたのですが、その後すぐに日本フレックス倒産で、浮いた形のまま今に至っています。
おそらく、GBやGBAでシリーズ関連作が出てしまったために、これがパンフの内容のまま出される可能性は非常に薄いでしょうが、DS、もしくはWiiのバーチャルコンソールにおけるオリジナル作品として発売されてもいいんじゃないかなあとか思ったりしています。
ただ、10年経ってますし、さすがに当時のスタッフはいないでしょうから、ちょっと悩むところではありますが、それでもきっちりシリーズ完結させてほしいなあと。
まあそんなわけで、今日はエストIIの「バトル2」と「バトル3」を聴きながら書いています。うん、名曲。
追記:文中で取り上げた「エストポリスIII」紹介ページさんですが、なんと塩生さんへのインタビューが掲載されていますね。興味のある方は一読のほど。