部屋を片付けていたのですが、自分はあまりものが捨てられないタイプなので、ちょっと奥を漁るといろいろ出てくるのですよね。で、10年前くらいにゲームショウとかよく行っていた時、もらってきたチラシのうち捨てられないものがそのまま放置してありました。せっかくなので今日はそれのうちいくつかをネタにしようと思います。ただ、大作ソフト(スクウェア製のゲームとか)をネタにしてもあまり新鮮みがないと思うので、ちょっとマニア向けで。というか個人の趣味で。
GD-NET(ESP)のチラシ
前にもGD-NETについて書きましたが、これはサターンやプレステ時代の開発費高騰に対して、小さなソフトハウスが連合して資金を調達し、大手に負けないものを作ろうという試みでした。それが現在のESPに繋がりますが、残念ながら当時の思い通りに活動はしていない感じ。
そして当時のチラシがこれ。
表に、トレジャー、クインテット、ゲームアーツ、スティング、アルファシステムといった、知る人ぞ知る優良ソフトハウスが並んでいます。
レイディアントシルバーガンのチラシ
そのGD-NETのうちのひとつ、トレジャーが発売したのが『レイディアントシルバーガン』。後にESPによってサターン版が発売されましたが、その時の技術から業界交えての演出、超一級の音楽、そして現在でもサターン屈指のプレミアがついていることで話題となっています。
■『レイディアントシルバーガン』ラストステージのメッセージ | ゲームミュージックなブログ GMDISC.com
で、これは業務用のチラシ。当時はアクションのトレジャーでしたから、シューティング参入は新鮮でした。
コードR
もう一社、GD-NETから。私はよく、クインテットの『天地想像』をリスペクトしていますが、このクインテットからサターンで登場したレースゲームがこれ。
ギャルゲーに見えますが、はい、たしかにこれ、レースだけではなくてアドベンチャーモードがあり、それがほとんどギャルゲーです。でも、わりと良くできているゲームで、少なくとも中途半端にはなっていない良作です。まあどっちかが目的って人にはわずらわしいかも。
あと、すでにPSで『R4』や『グランツーリスモ』が出ていた時期ってのもあり、且つサターン末期に出たので、ちょっと時期が悪かった感じはあります。
クインテット名義のソフトはこれが最後で、この後は出ていません。あえて言えばバーチャルコンソールの『アクトレイザー』くらいか(あれもエニックスだけど)。
サンダーフォースV
PCからの雄、テクノソフトの名作シューティングです。サターン後期で、シューティングにもかかわらず、セガサターンマガジンの読者レース1位をとったくらいの出来。
そして、今月末にセガから続編の『サンダーフォースVI』が10年の時を経てPS2で発売されます。
サンダーフォースVI
てきぱきワーキン・ラブ
竹本泉氏のデジコミアドベンチャー。1997年発売。
『ルプ☆さらだ』(PS・データムポリスター)はおまけ。さらに同時期、ゲームアーツから同じく竹本泉氏の『だいな・あいらん』、それにメガドラCDの『ゆみみみっくす』のリメイクが出ています。
これ、結果的にPCエンジンCDROM2でも末期のソフトとなりますが、このパンフのマンガだと、本来NEC・HEのソフト第1弾になる予定だったそうな。
修羅の門
前に紹介した3点ソフトです。
■「3点ゲーム」にはメリットがあるのか | ゲームミュージックなブログ GMDISC.com
このチラシを作った人、かなり苦労したのかなあと、今となっては思ってしまいます。当時は何気なくもらったチラシでも、こうして時代が経ってみるといろいろ考えるところが出てきますよね。
また部屋片付けて、何か出てきたらネタにするかも。