プレイステーションの名作『俺の屍を超えてゆけ』のPSPリメイク版が、が11月10日に発売になるようです。
やはりその注目度は高く、Amazonで「復活記念限定版」が瞬殺状態になっているみたいですな。
俺の屍を越えてゆけ ~復活記念限定版~ (プロダクトコード同梱) : ソニー・コンピュータエンタテインメント
さて、私もこの作品はPS版でかなりの時間を費やして楽しませてもらいました思い出の品です。そしてこの作品、ゲーム本編の面白さ以外でもいろいろ思い出のあるものです。ひとつはCM。
この頃のプレイステーションにおけるCMのセンスは、かなりハイセンスなものばかりだったと思います。他には『刻命館 影牢』とか、『ジェットモト』なども。
そしてもうひとつあります。当時自分は『俺の屍を超えてゆけ』のゲームデザイナーである、桝田省治さんの会社であるMARSのホームページにけっこう通っていたからなのですよね。時にして、1998年あたりからだったと思います。
インターネットを始めた当時、まだはてブどころかGoogleもない、Yahoo!も出来て1年程度というまだまだ大草原の中にぽつりぽつりとホームページという家が建っているような状態でした。故に目的のページは自分で探してそこのURLを打ち込み直に行っていたようなことが多かったのですが、その時に選んだのが、当時からお気に入りだったゲームメーカーのホームページ。それが『天地創造』のクインテットだったり、『リンダキューブ』のMARSだったりしたわけです。そしてそこからセガBBSの存在を知って、そこでまたあめぞう系BBSを知って……となりますが、今日は割愛。
で、当時はゲームメーカーのホームページにBBSがついていることも珍しくなく、ファンの間で会話が交わされていました。そしてMARSでは桝田氏自らがBBSに出てきて、ファンの質問の答えたり、逆にゲームに関して問いかけをして意見を募ったりという交流があったのですね。ちなみにその頃から、その後に出る『暴れん坊プリンセス』や『我が竜を見よ』の原案について語られていたのを記憶しています(ちなみに暴れん坊プリンセスの発売前は、ここで告知してロフトプラスワンでトークイベントやってたなあ)。
それで、『俺の屍を超えてゆけ』の発売前にも、そのことについていろいろおもしろい話が桝田氏から出ていました。
その発売前にたしか抽選で『俺の屍を超えてゆけ』の書く職業のサイン入イラストプレゼントっていうのがあり、それに応募して当選したのですね。それがこれ。
「踊り屋」ですな。ちなみに男性なので念のため。桝田氏のサインも。
いやあ、自分で懐かしいです。もう12年前なんですなあ。
しかし、この後BBSというシステム自体が古くなってゆき、かつては多くあったメーカー系掲示板もスパムなど管理の大変さから次々と閉鎖してゆきました。MARS掲示板も新ページへの移行に伴い、ゲーム系のものはなくなっているようです。。
■参考:メーカーBBSはその役割を終えたのか – 空気を読まない中杜カズサ
そして一時期、メーカーとユーザーが交流する場というのはあまりなくなっていた感じがしましたが、近年Twitterで桝田氏、それにほかのゲームメーカーや中の人もファンと交流している場合がわりと見受けられます。やはりこういう交流は需要があったので、ひとまわりしたのかなとも思えますね。
さて、せっかくですから『俺の屍を超えてゆけ』の音楽についても。
有名なのはタイトル曲の『花』ですね。当時のプレイヤーは今でも歌詞を覚えている人が多いのではないかと。他にも和風テイストで統一された美しく、迫力のある音楽は聴き応えがあります。あと、エンディングスタッフロールの曲は全く別の意味で驚かされます。
PS版サントラも一応まだあるみたいですね。
作曲は樹原涼子さん。PSP版も同じで,今回全曲撮り直しているそうです。
■4Gamer.net ― 桝田省治氏と樹原涼子さんに聞いた,リメイク版「俺の屍を越えてゆけ」のショートインタビューを掲載(俺の屍を越えてゆけ)
余談ですが、検索しているときに見つけた『リンダキューブ』PSPゲームアーカイブス配信の時の権利関係における苦労話が興味深かったので→リンダキューブアゲイン配信開始
さて、あまり当時の如くハマると色々支障をきたしそうですが(ブログ更新とか)それでもやはりプレイしたいですな。