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シューティングはある意味音ゲーでもあるかもしれない

昔、こんなのを書きました。

流れの強制における、シューティングと音ゲーの共通点
私は、度々書いているようにゲーセンではよくシューティングゲームをするのですが、そんな時、筐体から流れる音楽が小さい、もしくは後ろに流れるBGMなどにかき消されてしまうと、やる気が半減します。 それはもちろん、私がゲームミュージック好きという...

これはつまり、シューティングゲームも音ゲーも、音楽の長さはそのステージにおいて一定であるという共通点を持っているということを書きました。故にシューティングも音ゲーもその曲をゲーム開発者の想定した長さで聴かせやすく、且つノリやすいために印象に残るのではないかと。

しかし、最近もう一歩進めてみると、むしろ「シューティングゲームは音ゲーではないか」と思うようになりました。その理由は私のシューティングのプレイスタイルから。

 

以前、どこかで書いたのですが、私の場合シューティングをする際には、その攻略でも音楽を重視します。それは、先のようにシューティングにおいては殆どの場合音楽の長さが決まっていますが、それは面のどこで音楽のどの部分が鳴るというのもほぼイコールとなっているわけです。特に道中はほぼぴったりといってもよいでしょう(ボス戦は展開によってずれることが多いですが)。そうなると、音楽のあの節にさしかかる部分ではあの攻撃が来る、というのがわかるわけです。

たとえば『メタルブラック』においては、2面ラストあたりで似たリズムが何度か繰り返されるところがあります(チャラッチャッチャラチャラッチャッチャラ……っての)。で、それの数を耳でカウントして、何回目のそれで後ろから敵が出てくるか、というのを計算していたり、あとどれくらいでボスが出てくるのかというのを見ていたりするわけです。

たしかに目からの情報でもどうにかなりますが(メタブラの場合は背後の月とか)、弾避けで忙しく、そっちまで気にしている暇がない場合もあります。しかし耳からの情報が無条件で入ってくることによって、それを知ることが出来るのです。

そして同時に、覚えやすいのですよね。『バトルガレッガ』の5面でも黒心様の前に同じような中型機が何度も来ますが、それの出るタイミングが音楽の箇所を目安にすると覚えやすいと。

その最たるものが、完全パターンの『斑鳩』ですね。あれはもう音楽のどこでどういう敵が来て、どういう倒し方をすれば最善なのかというのが染みついている感じがします。あれは音楽の善し悪し以前にないと攻略がだいぶ辛いです。

 

だいぶ前ですが、これは自分だけかなあと似たような事を書いた時、けっこう自分もそうだという反応をいただきました。つまり、シューティングにとって音楽は攻略でも大切な要素なのではないかと。

となると、これを一歩進めて考えてみると、あることに気付きました。それは「シューティングというのはレバーとボタンを駆使する音ゲーではないか」というもの。

つまり、音に合わせて攻略をするのだったら、それはすなわち音ゲーと同じ要素と言えるのではないかと思うのですよね。そしてそれは音ゲーの難曲にも勝るとも劣らないレベルの高度なテクニックを要求し、ランダム要素まで含むという。

で、その操作系はボタンだけではなく、レバーまでついている、というかそっちが主。で、その微妙な調整によって、攻略をしていくと。なんというか『ビートマニア』より『テクニクティクス』系に近い感じですね。

となると、ある意味においてシューティングの好きな人は音ゲーを好む土壌があり、その逆も言えるのではないかと思うのです(もちろんプレイスタイルは人によって違うので、全部がそうではないですけど)。実際、両方やっている人は多いですし。

 

こんなわけで、音ゲーマーでシューティングをやったことのない人にプレイさせてみると、案外好きになってくるのではとか思ったりしたので(逆ももちろんそうですが)、もし自分がそう、もしくは回りにそんな人がいたら、シューターに巻き込んでみる作戦はどうかと、なんてことを思ったりしました。特に音楽のよいゲームを。

でも、初心者に斑鳩とかからだと難しいから、どのへんからがいいのかなあ。やっぱダライアス外伝とかレイフォースあたりかな?

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