なんとか仕事に一段落がつきました。まあ別の方でバタバタしているけど、ブログの更新は出来そうです(追加が来なければね)。
で、かなり久しぶりに都市部まで出て、量販店のゲーム売り場に行ってきました。ただ、GW半ばの平日にしてはやや静かな感じ。で、ディスプレイとかが目立っているソフトはPSPのペルソナくらいだったでしょうか。そのほかは延期したDQ9かな。つまり、どうも盛り上がりに欠けている様な気がするのですよね。ただ、GWはクリスマスや夏に比べてはあまり派手な動きはありませんし例年こんなだったかなあという気もしますので、今年が特別盛り上がっていないかどうかはわかりません。ただ、今がちょうどハード、とりわけ据置機においては今が停滞してしまう時期である原因は考えられます。
PS3とWiiが発売されたのは2006年末。X360はその約1年前ですね。となると、ハードは発売されてから約2年半、もしくは3年半が経過するわけです。さて、今までは新ハードの誕生はだいたい5年周期と言われてきて、事実それに近い形で入れ替わっているわけですが、近年ではこのちょうど中間点くらいになると、ハードの販売において大きなことが起こり始めます。それはすなわち「新型ハードの販売」と「大幅値下げ」。
新型ハードの販売はここ近年のハードであり、PS2におけるHDD&ネット機能付きのものや薄型、それとゲームボーイアドバンスにおけるGBASP、DSにおけるDSiやPSPの新型番も同じようなものでしょう。
さらに、これは昔からありましたが、この時期からハードの値下げが始まります。スーパーファミコンではクーポン券がついてきたり、PS,SSもソフト同梱版で実質の値下げから本体の本当の値下げがされたりしていますね。ちなみにその際、カードスロットや読み込みランプなどあまり使われていない機能がコスト削減のためになくなったりしています。つか、今16800円で売っているPS2って、発売時にはちょうど40000円だったんだよなあ……
ちなみに今ネット巡回してたら、こんなのがありました。
■うわさ:新PSPはUMDなしのスライド式、E3で発表
さて、これらの前例が何度もあったためか、ユーザーの多くはこのちょうど中間点に「そろそろ値下げがある」「そろそろ新バージョンが来る」と思っている人は多いのではないでしょうか。そしてホントか嘘か上の様に噂が多数で始めると。しかもそれはメーカーが本当に開発しているかどうかにかかわらずに。
で、そう思ってしまうとここでユーザーは現行バージョンをいわば買い控えしてしまうのは不自然でもなんでもありませんよね。だって買った直後に新しいのが出たり発表されたら、馬鹿を見た感じになりますから。
つまり、この時期における伸びの悪さは、そのハードが十分に行き渡ったとか、目新しさが無くなったといった外部的な要因のほかに、こういった内面的な要因もあるのではないかと思うのですよね。
こういったソースが出た後に、本当に発表する用意ができていない限りメーカーが否定するのはよくあることですが、噂によってその買い控えが発生するのを防止するためというのが一番でしょうね(でも一度出ると、なかなか消せないわけですが)。
任天堂岩田社長の発言も、これをふまえてのものなのでしょうね。
■[WSJ] 任天堂、ゲーム機値下げの予定なし – ITmedia News
しかしこう考えると、本当は出すつもりもないしやるつもりもなかった値下げを、そのメーカーは期待があり、買い控えも起きている状態でやらなければいけなくなっている、とも言えるかもしれません。
ちなみに新バージョンに関しては、企業が既存ユーザーにも複数買わせるために新しいバージョンをリリースしていると言われることもよくありますが、GBAミクロみたいにハズしてしまう可能性もあるのですから。(まああれはDSの存在が邪魔したとも言えるので、あれのみ出ていたらどうなっていたかわかりませんが)。
だけどこの新バージョンや値下げ待ちって、家電、とりわけパソコンでは昔からありましたよね。そしてゲームもセールス面においては、昔はなかった「買い控え」というものに、ここ数年で持ち込まれてしまったのかもと思ったりします。さて、それが誰にとってよくて、誰にとって悪いのかは非常に微妙なところですが。
とはいえ、既存のハードで出来るものでもおもしろいものはまだいっぱいあるので、そちらにも目を向けてみてもよいかなと。