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ゲーム開発においてスペック増大、人数必要、費用高騰しないと困る人ってのもいるのかもしれない

コーエーとテクモ関連が騒がしいですね。

コーエーとテクモ、経営統合の協議を開始 テクモはスクエニからのTOBには賛同せず

これがどうなるかはこれからの動向を見ないとわかりませんが、一つ言えるのは、どちらにせよ、またソフトメーカーのメガカンパニーが誕生してしまうなというところ。

 

2000年前後に、ソフト会社の合併というのは非常に数多く行われました。ナムコとバンダイ(その前にセガバンダイってのの計画もあったけどね)、サミーとセガ、そしてスクウェアとエニックス。それら合併以外にも、小さなソフトハウスが大メーカーの系列に入ったということはよく聞きます。例えばゲームアーツはガンホーに、チュンソフトはドワンゴに等。

このようにソフト会社は2000年以降から、どんどんと吸収や合併を繰り返して巨大化しています。その理由はいくつも考えられます。ゲームバブルの崩壊、開発費(及び技術)の高騰、そして日本の景気自体が失速していたこと等々。

これらの合併、会社的には苦しい時代を持ちこたえたということで良かったとは思います。では、これからはどうなるのでしょうか。

 

現在、開発費の高騰が問題となり、それを解消するための動きというのが盛んになっています。例えばハード的に見れば、X360やWiiはリリース時にもその開発費の安さを売りにして出していたところがありますし、X360は個人(少数・メーカーではないという意味で)制作の作品もネットを利用してリリースしていますし、WiiもWiiウェアという形で、それほど開発費はかかっていなさそうだけど、遊べる低価格ゲームをリリースしています。もっと広義でいえばDSなんかもそういう感じですね(ちょいと違う方向性にいっている感はありますが)。

この路線、つまり個人・少数レベルで作る作品がこれから多くなってくる可能性は十分にあるのではないでしょうか。というのは、これまでアイディアはあるけど金がなくてこういったゲームに参入できずに、PCや同人やらで発表していた人がそのままここに来るという可能性があるからです。いや、採算を得ることをあまり考えなければ、PCでのフリーゲームとしてのリリースでもいいわけですし、そういうのも増えています。

こうなってくると、既存の大メーカーが持っていたアドバンテージ、つまり開発費と人員を多く集めて、大規模なゲームを作ることの出来るというメリットは、だんだん薄くなってくるのではないでしょうか。だって、開発費をかけたからといってそれだけ売れる保証はありません。且つ同じ売り上げなら開発費が低い方が利益が出ますし。こう考えると、ゲーム開発においてそれらの大会社は、スペック増大、人数必要、費用高騰を問題といいながらも、実は現状でそれが出来ている会社はそれがないと困る一面もあるのではないでしょうか。それは、ライバルを増やすという意味で。

 

これから先、ソフトの動向がどうなるかわかりませんが、必ずしも大メーカーだけしか作れない、という時代ではなくなるでしょう。となると、損はしないまでも、大きくても特をしない時代が来るかもしれません。そうなると、この合併も数年後に見て意味があったのか、と思い返される可能性もないわけではないのです。
まあ、こんなことを書いても、ほとんどの人は大作も遊びたいし、軽いゲームも遊びたいと思うのですよね。ですので、そのへんの棲み分けはきちんと出来るのかなと。要は会社の制度ちゃんとなっているかどうかかなと。

■参考:

ゲーム制作では成果に対して報酬以外のもので応えなくてはいけないという話
ゲーム系企業における成果主義の是非は、結構前から話題になってますね。 簡単に説明すると、 ゲーム業界でも成果主義導入 →大作は売れるけど、意欲作は評価は高くても大作よりは売れない →大作に所属していたメンバーばかりが給与...

 

それに、大規模な会社でも小回りのきく場合はありますので、一概に否定はできません。たとえばセガのように、各制作チームを分社化して、個性のあるゲームを作らせるなんて手段もありますし(ソニーとか任天堂もセカンドパーティーを使って、そのへんがうまくいっていると思う)。

個人的には面白いものは開発費の区別なく面白いという、大メーカーも小ソフトハウスも同一線上に立っていると、ユーザーにみなされる状況が理想的だと思います。

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