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国税庁とゲームのちょっとした関係~『惑星アトン外伝』

確定申告の時期が近づいて参りました。自営業、フリーの方々にはいろいろめんどくさいイベントでしょう。

さて、税とこのブログで扱っているゲーム、一見とんでもなく遠いように見えますが、実はかつてこの税を扱うお役所である国税庁がゲームを出していたことがあるのですね。その名は『惑星アトン外伝』。

ごく一部、プレミアソフト好きの方はご存じかもしれません。公的機関がそのアピールのためにアニメを使うことがありますが(最近だと裁判員制度での『山口六平太』かな)、これもそれの一環で、『惑星アトン』という税務アピール用アニメとして制作されたものが元のようです。

まあ、税の必要性を説明するアニメですが、何故かSFのようで(なんか「税のない星での話」みたいです)。ちなみに同単語でぐぐったらリアルプレイヤーで今でも試聴可能らしきページがありましたが、なんだか公的機関のリンクだし、リアルプレイヤーなので直接リンクはやめておきます。

ともかく、そんなお役所アニメですが、それがゲーム化されたのがこの『惑星アトン外伝』。

※2015/9/18追記:情報元サイトがリンク切れだったのでYouTubeで探したらありました。


なんと媒体はディスクシステム。それだけでも貴重ですが、加えてこのソフト市販されていないらしいのですよね。故にプレミアがついています(ただし偽物もかなり出回っているらしいので購入時には細心の注意が必要かと。まあ欲しい人も少数だとは思いますが)。

ゲーム内容はシューティング。時代を感じさせます。ただしこれをゲームと言うかどうかは微妙です。途中、制作の目的を果たすためにクイズで税に関する問題が出てくるのはいいのですが、なんと自機が無敵、つまりゲームオーバーがないみたいないのですよね。まあそのへんもお役所らしい親切設計(?)というか。

 

しかし『帰ってきたマリオブラザーズ』(永谷園がスポンサーについていたマリオブラザーズリメイク)といい、ディスクシステムって書き換えや全国対戦だけではなくてこういった方面でもチャレンジをしていたのですね。そう考えるとあの時代にしていろんな意味ですごいハードだなと思います。まあ『レリクス 暗黒要塞』のようなソフトに見られた欠点は置いておくとして。

残念ながらゲーム制作のコストが上がりまくった現在ではこういったゲームソフトでのアピールってのはもうないでしょうね。でも年度末だからとかで無駄なところに税金を投入するのでしたら、ここに突っ込んだ方がまだごく一部の国民の支持は得られるのではないでしょうか。

 

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