スポンサーリンク

アドベンチャーゲームで印象に残る曲の割合が少ない理由

 

皆さんは「印象に残るゲーム曲の多いジャンル」と言われると、何を思い出されるでしょうか。まあ、音楽の善し悪し自体主観なので、だいたい好きなジャンルや気に入ったゲームのあるジャンルを出されると思います。

正直ゲーム音楽の性質上、ゲームの出来に音楽が引っ張られてしまうということもあるので判断は難しいのですが、そのジャンルのゲーム曲全体で一番と思うモノに投票してもらうとすると、意外とアドベンチャーゲームの曲は出ているソフトの本数のわりには数が少なくなるように思われます。

しかしこれは、アドベンチャーゲーム曲の質が悪いというのではなく、ある意味当然のことなのです。
実はアドベンチャーゲームはシューティングゲームのように全部が「印象に残る良い曲」ではまずいわけです。

それは何故かというと、あまり平凡なシーンで印象に残る音楽を使ってしまうと「音楽がそのシーンを食ってしまう」という現象が起きるわけですね。ギャルゲーで例えれば、通学シーンで告白の時に使うような感動的な音楽を流そうモノなら、プレイヤーに「え?何が起こるんだ?」と思わせてしまいますし。
それに、平凡なシーンで感動的な曲を使ったのに、ラスト前でその曲より印象の薄いモノを使ってしまったら、その感動的なシーン自体が薄れてしまうでしょう。
つまり、ストーリー的に起伏がないとかアンバランスといった現象が起きてしまうわけです。
したがってアドベンチャーゲームで印象に残る曲が1ゲームあたりで少ないのは、一番盛り上がるシーン(感動的な部分とか)での曲を目立たせるため、他の曲を抑えているという理由があります。

ちなみに同じことはRPGにも言えます。中盤のフィールド移動曲がラスボス曲と同じくらいに盛り上がっちゃったら、最後の盛り上がりがなくなってしまうので。
そして、アドベンチャー、RPG共に曲数が面の数だけでは収まらないくらいあるというのもあります。
アドベンチャーやRPGの場合、最低でも喜怒哀楽それぞれに音楽をあてはめなければいけないので、どんな短いゲームでもこの4種類は必要です。ちょっと長いゲームになると、当然これだけでは足りません。ましてやRPGなんぞ、プレイ時間が30時間とかよくあることですので、CDに収まらないくらいの曲が必要になるでしょう。

反面、シューティングは極論平時とボスとラスボスの3曲とかでもすんなり構成出来てしまいます。しかもこちらは全部盛り上がりっぱなしでも(演出によりますが)OKだったりしますので、その分印象にも残りやすいのです。
ということで、アドベンチャーやRPGは埋もれてしまって点数の低い曲が出てきてしまうわけです。
まあ、シューティングとかアクションでは曲数が少ない他にもそうなる理由はあるのですが、長くなりそうなのでそれはまた今度書きます。
最後に…ここに言っている「印象の薄い曲」とは、「良くない曲」ということではありませんので。平凡な曲でも良い曲はわりとありますしね。

 

タイトルとURLをコピーしました