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Wiiリモコンはそれ単独では標準的インターフェイスにならない説

「Wiiには手軽なゲームしかない」という言葉が聞かれることがあります。これはおそらく有名なソフトが『Wii Sports』やら『はじめてのWii』といったお手軽タイプのということや、ゲーム離れしていたユーザー取り戻すというコンセプトからそういうことを言われているのかなと思いましたが、どうやらそればかりではないような気がしてきました。

たしかに個人的な感想で言えば、現時点ではのめり込むものは少ないなあというのが正直なところです。唯一一気に何時間もやっていたのは『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』くらい。『ドラゴンクエストソード』はまだ未プレイなのでわかりませんが。

そして実際にほかのハードのソフトも含めてプレイしてみて、実はこれ、「もしかしてWiiコントローラのせい?」と思いました。

 

言うまでもなく、Wiiコントローラ、というかWiiリモコンの他と違う大きな特徴は、「片手」という点なのですが、これがプレイ中の集中力がその他のハードと比べて下がる気がするのです。

これは少し考えれば別に難しいことではありません。鉛筆を握ってさもWiiリモコンのように持ちます。そして前を見ます。次にそれの両側を持ってさもコントローラのように持ちます。さてどっちのほうが前方への集中力があるように思えますか?

おそらくは、後者という方が多数だと思います。それはそもそも人間の動作として、手で作業している方向への意識が強くなるのは当然で、両手でやればその分当然それは増すわけですし。

つまり、片手でやる分、どうしても両手の時より指向性が削がれてしまうわけなのですよね。あと、両手で持つことで身体のバランスが取れるために、対象物に収集しやすいってのもありますよね。でも、よくよく考えてみれば、あらゆるリモコンというのは原則「ラクをする」ために最適化されたものなので、力が入らないのが当然といえば当然ですよね。逆に集中したら困ります。

 

そんなわけで、Wiiリモコンは既存のコントローラに比べてゲームに対しての集中力がかかりづらいのではないでしょうか。とはいっても力を入れずに軽い気持でゲームをしたいという欲求が多くあった(そしてそういう人はそれまでゲームから離れていた)のも確かですから、Wiiリモコンの思想が間違っているとは言えないと思います。

そしてそれのフォローのためにあるのが既存の型とほぼ同じクラシックコントローラだったり、ヌンチャクコントローラだったりすると思います。あれらは両手持ちで、のめり込むと両手で強く握ったりしますしね。

 

今までのハードの歴史では、一つのコントローラが出たらあくまでそれが核で、特殊コントローラはあくまでオプションという考え方でしたが、Wiiに限ってはリモコンだけでは上記のような理由、それに瞬時に押せるボタンが2つ(AとB)がんばっても4つか5つ(+と-、HOME)しかないので、あらゆるゲームをするという面ではかなり制約を受けると思います。ですので、ヌンチャクコントローラやクラシックコントローラの他にも、多数のオプションコントローラが出て、それがどれも主要な役目を果たすように思われます。まあ昔のゲーセンにもループレバーとかトラックボールなんてものがありましたし、ゲームが面白くなるのだったら、そういうのはアリだと思います。

ちなみにヌンチャクコントローラーですが、あれは特殊なコントローラのように見えて、実は座標感知以外は既存のコントローラーと大差ないように思えるのですね。ただ、コントローラが両手に分割されたというか。キーボードで例えればこんなふうに左右分かれている感じ。

ですので、これからは既存タイプのゲームに対して、クラシックコントローラの他にこのヌンチャクコントローラも多く使われてくるような気がします。ただ、コードが邪魔なので無線対応も出してほしいですが。

 

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