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「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」初紹介時点の情報まとめと気になった点

2006年10月13日、23:00、任天堂ホームページにて「NX」のコードネームでそれまで噂されていた新世代機が始めて発表されました。ハードの名前は「Nintendo Switch(スイッチ)」。

機能・特長を比較する|Nintendo Switch|任天堂
「Nintendo Switch」「Nintendo Switch Lite」の機能・特長を比較します。

 

今回は初登場ということもありまして、3分半程度のイメージ的なプロモーションムービーで、詳しい説明などはありませんでした。ただ、このNintendo Switchにおける機能がどんなものかというのをいろいろな所から見る事が出来ます。また同時にニュースリリースもなされ、そこから概要を見ることが出来ます。

今日はまだ最初のあまり概要が見えていない状態ですが、だからこそ今でしか書けない、気になる部分について書いてゆこうと思います。

 

今分かっている製品概要

前述のようにムービーのほか任天堂からニュースリリースが出ており、そこからある程度の情報が見てとれます。

任天堂株式会社 ニュースリリース : 2016年10月20日
任天堂株式会社のニュースリリースです。

箇条書きにするとこんな感じ。

・据置機だが、本体を持ち出して遊ぶことが出来、大勢で遊べる。それはひとつのコンソールで後述のようにコントローラを分離して遊ぶことも、コンソールを複数持ち寄ってDS赤外線通信的に遊ぶことも。

・本体にはコンソールとそれを収納するドッグがあり、テレビとはHDMIケーブルで接続。コンソールはモニターつきで、モニターの大きさは見た目iPad miniと同じ7.9インチ程度? スタンドがあり、立てることが可能。

・コンソール左右にコントローラである「Joy-Con」(LとRふたつあり)を接続する。Joy-Conは表面にアナログキーとボタン4つ。ホームボタンはR側のみ見える。L側のボタン4つが方向キーの役目となるが、それにより十字キーが消滅(完全消滅ではない。後述)。LRボタンもJoy-Con脇にくっつく形である(Wii Uパッドと同じ感じで左右二つずつ?)。

・Joy-Conは分離可能でそれぞれ別のコントローラ(たとえば二人同時プレイ用)としても遊べる。つまりコンソールから離れても無線操作可能ということ(となるとJoy-Con側にもバッテリーがあるか、それともボタン電池方式かは不明。おそらく前者だと思うが)。

・Joy-Conは本体コンソールにつなげなくても「Joy-Con Grip」につなげることでコントローラとして使える。これはテレビモニターでプレイする時想定らしい。

・Joy-Conとは別に、「Nintendo Switch Pro Controller」という、WiiにもあったクラシックコントローラProに似たようなものを使用可能。これはテレビモニタプレイ時、コンソールプレイ時両方で出て来たので、どっちでも使えるようだ。そちらには十字キーはついている。本体付きか別売りかは現時点では不明。

・コンソール上部にイヤホンジャックつき。また本体Dock左にUSB端子らしきものが2つあり。

・ソフトはWii Uの光学ディスクからDSシリーズのようなゲームカード式に。

・映像にて『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』や『The Elder Scrolls V: Skyrim』、スプラトゥーン新作、マリオカート、スーパーマリオ(64マリオ風の)新作などが登場。

・パートナー企業にはセガ、カプコン、コナミ、スクエニなど国内からアクティビジョン、EA、ワーナーなど海外含め50社弱。注目するところとしてはDeNAやガンホーといったソシャゲ―系も入っている。

2017年3月発売予定

 

またNVIDIAのサイトにおいて、NVIDIAのアーキテクチャが採用されたことも発表されました。

NVIDIA の技術が任天堂の新ゲーム機「Nintendo Switch」に採用されました | NVIDIA
新しいゲーム機Nintendo Switchについてすぐにわかることは、遊んでいてとても楽しい、ということです。素晴らしいグラフィックス、多数のゲームタイトル、そして驚くべきパフォーマンスで、「Nintendo Switch」は、何時間プレ...

 

気になるところ

以上のところからが現時点で得られる情報になりますが、ここでいくつか個人的に気になったところがあります

光学ドライブ廃止? 互換性は?

ゲームソフトは「Game Card」と呼ばれるものになっており、それをコンソールに差してプレイしています。しかしゲームキューブからWii Uまであった光学ドライブスロットが見当たりませんし、それを入れるスペースも見当たりません。そうなると、Wii以後今までは一つ前の世代機は遊べたという互換性がなくなることになります。もっとも別売りスロットが設けられる可能性もありますが、現時点では不明。

※2016/10/21 20:30追記

ファミ通の質問からの回答によると、Wii Uディスクソフトやニンテンドー3DSカードでのプレイは不可能ということで、互換はないようです。

 

タッチパネルは廃止?

これが一番気になったところ。というのはゲームムービー中、コンソールの画面をタッチして操作するシーンはなく、モニターとしての用途のみ使われていたので。ということは、DSシリーズやWii Uパッドにあったようなタッチパネルの機能はない可能性は高いです。

となると、ますますもってWii Uとの互換の可能性は低くなります。ただ、ダウンロードソフトであれば、Wii Uパッドを別に繋げてというのも出来るかもしれませんが、PS3の互換でさえ切り捨てたPS4がちゃんと軌道に乗っているあたり、Wii Uの互換をそこまでして保つかというと疑問が残ります。

バッテリーの持続時間は?

今回のムービーでは、持ち出して遊ぶというところが協調されていました、ムービーでもテレビの前のプレイより多かった感じですし。しかしそうなると、はたしてコンソールだけで何時間持つのか、というのが気になります。おまけにJoy-Conのほうでも無線コントロールが出来るわけで、こっちもバッテリーが必要そうですし(リモコンみたいにボタン電池という可能性もありますが)。

これは最低でも2~3時間はないと携帯機としてはキツイのではないでしょうか。ただ、コンソールを見るにそれだけバッテリーを積めるのかどうかというところが気になります。もしくは足りなかった場合、スマホのバッテリー充電のように外部で充電可能かなども。

通信は?

本体にどのような通信が載るのかも気になるところです。まあDock装着時にWii Uと同じくWi-fiなどが使えるのは確かだと思いますが、コンソールを分離したときにどうなるのか、というところ。外部で持ち出すわけで、そこでどのような通信方法をとっているのか、気になるところです。

 

続報を待ちたい

あくまで現時点の自分のイメージですけど、3DSのような同社携帯機、それにスマートフォンとは完全に分離して、そちらに出来ることはそちらで、Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)でしか出来ないこと、つまりゲームを最優先にやる、という印象を受けました。だから外部に持ち出すにしても、タッチパネルがないこともあり、おそらくスマホのような機能は乗せないのではと予想しています。

しかし自分は携帯機と据置機の中間にあるようなゲーム機というのは結構前からあるといいなと思っていたので、かなり注目しています。まあ下で書いたのは、テレビへの依存は低下してゆくという推測からなのでちょっと異なりますが。

携帯機と据置機の間にある「第三のゲームハード」の可能性について考えてみる
『携帯機の強みは「どこでも出来る」より「どんな姿勢でも出来る」だと思った話』というエントリーを書きました。 その時に、はてブで以下のようなコメントを頂きました。 id:lastline 漫画もそうかなーと。後、最近のはスリープ昨日がありがた...

 

ともあれ発売は2017年3月ということで、わりとあっという間に来てしまう感じがしますし、これからどんどん情報が出てくるでしょう。他にも拡張性やソフトなど知りたいことは山ほどあるので、それを待ちたいと思います。

 

蛇足ネタ

全然関係ないのですが、今回のニンテンドースイッチのロゴとなるであろうマーク、一目見てアタリのロゴを連想してしまったのは私だけでしょうかね? いや、紅白とマークの下に英単語ってだけなんですけど、なんとなく。

nx   545px-atari_official_2012_logo-svg

あと、コンソールとJoy-Conの装着を見て、その形状からゲームギアやネオジオポケットやPSP goを思いだした人もいたようですが、自分はスマホ用に売っているBluetoothコントローラをちょっと思い出してしまった。こんなの。
B016GNXJG6

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