このようなエントリーがありました。
さて、そもそも電波ソングとはどういう音楽が成り得るのか、というところから考えてみました。
Wikipedia-電波ソングによると、明確な定義はされておらず、なんとなく「これは電波ソングだ」と話題になったものがそうなるみたいです。
具体例を見ていると、なんとなくわかる気はします。あえて定義するとなると、「聞いてて頭が妙な感じになる感じの曲」というところですね。
で、最初の提起は「なぜ電波ソングにテクノ調のものが多いのか」ってことですが、これは逆に考えた方がいいのかもしれません。それは、「テクノだとどうして他のジャンルより電波ソングになりやすいのか」ということです。
ここで「電波ソング」と呼ばれるものに多い傾向を考えてみると、
・曲調がヘン
・歌詞がヘン、もしくは妙な言葉
・場合によっては連呼
あたりかなと。全部兼ね備えているものもあれば、一つだけで十分そうなっているものもありますね。
そもそも音楽では、それぞれのジャンルで人間の心を変化させる傾向があると思います。例えばゆったりとしたジャンル例えばバラードならば心を落ち着かせる、ロックならば心を激しく動かすといった感じに。でもってテクノ系ではトランスみたいに人の心を妙なテンションにさせるものが多くあります。となると、電波ソングに向いているのは、このジャンルではないかと思うわけです。少なくともバラードやブルースはノリのよい電波ソングには向いてないかと。
とはいえ、実際曲の数から言えばノリのよい曲調に変な歌詞を乗せで電波ソングにしているものが多いような気がします。これは、テクノがどんな歌詞でも(多少譜割りが合わなくても強引に)勢いで乗ってしまいやすいからかなと思われます。つまり、作詞がしやすいのですね。なので妙な言葉も乗せやすいと。そして同じ言葉を連呼させやすいのもありますし。まあ逆に言えば、どんなジャンルでもうまく詞が乗れば、電波ソングに成り得るとも言えますが。
あと日本の場合、「電気グルーヴ」の影響を受けている可能性があることも否定できないかも。
ちなみにテクノ系でなければ絶対に電波ソングになり得ないというわけではないと思います。『メイドさんRock’n Roll』なんてのもありますし(つか、これが「電波ソング」という言葉が使われた元祖のような気もする)。
ま、曲の強さ(インパクト)で言えば最強クラスなので、一つのゲームにせいぜい1つしか入れられないものでしょうが、まあこういうのも面白いからいいかなと。
た
だ、電波ソングは他のコミックソング同様狙って外すと非常に痛いので、ハイリスクハイリターンだと思ったりします。
最後に余談。「洗脳ソング」と「電波ソング」は共通部分もあるけれど、必ずしも同じものではないと勝手に思ってます。