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発売されるCDのうちどこまでゲーム音楽の範疇とするか問題

以前はもう何年も前から自分のサイトより他に詳しく発売日をまとめてくれるサイトがあったので、ブログに載せるのはあくまで自分用メモくらいという感覚だったのですが、1年くらい前からいくつかあったゲーム音楽系サイト、そして発売予定表を載せていたサイトが閉鎖や更新休止してしまったためほぼ皆無状態となったため、出来るだけ詳細なものを自力で作ることを目指すことにしました。(まあ最近調べ直してみるとややあったのですが、せっかく作り始めたので)

ただ、実際詳細に(なるべく抜けがないように)調べると、結構大変なのですよね。一番の理由はメーカーがや店舗が出すゲーム音楽専門のリリース予定リストがないこと。リスト自体はあるのですが、ほぼ全部のところがアニソンやその他キャラソンなど、こっち系のカルチャーに属するCD全部を含んでいるため、全部載せると「アニソンリスト」になってしまうのですね。数的に。

とはいえ、そこからゲームを抽出出来るかというと、それがまた大変なのです。というのは、「どこまでがゲーム音楽のCDなのか」という線引きが非常に難しいから。

 

というわけで、今日は昨今リリースされているCDの中でそれぞれの形態について見てみることで、どこまでをゲーム音楽のリストに載せるか、ひいてはどこまでを「ゲーム音楽CD」とするか、自分なりに考えたことについて書いてゆきます。

 

ゲームのタイトルを冠したサントラ

これは無条件にゲームサントラと呼んでよいものだと思われます。最新作のリリースであろうとも、復刻であろうとも。また「タイトーコレクション」のように複数作をまとめたオムニバス的なのも言わずもがな。ゲームジャンルもコンシューマ、アーケード、それに18禁を含むPCゲームも問いません。

おそらく多くの人が「ゲーム音楽」として受け止められるところかと。まあこれを更に細分化すると、いにしえのハード音源依存のもっとも狭義のゲーム音楽と、収録も含むもの、幅を広くしたものという分け方もありますが、その話は別の機会に。

最近のだとこのあたりですね。
メタルスレイダーグローリーオリジナルサウンドトラック(初回限定版 2枚組)
メタルスレイダーグローリーオリジナルサウンドトラック(初回限定版 2枚組)

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クーロンズ・ゲート サウンドトラック

 

アレンジアルバム

それぞれのゲームの曲をアレンジしたアルバム。辿ればこれももうすでにファミコンソフトとかイースなどの時代からあるものですな。まあ国内ゲーム音楽のスタートとも言える『ゼビウス』もある意味細野晴臣氏のアレンジと言えなくもなく。

たしかにゲームでは使われていないものなので、ものすごく狭義で言えばゲーム音楽ではないのかもしれませんが、もう歴史もあり、ゲーム音楽の個性も強く持っているものなので、扱いとしてはたいていゲーム音楽の範疇に入れています。
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SQ SWING

アレンジアルバムの歴史なんてのもまとめてみるとおもしろいかもなあ。

 

ボーカルコレクション

最近増えた、そのゲームのボーカル曲だけを集めたもの。

ここ近年、もうボーカル曲を何曲も収録するゲームはさほど珍しくなくなってきました。『アイドルマスター』なんかがその例ですね。また、CDによっては同一シリーズや同一メーカーの曲をまとめたもの、また「G WAVE」シリーズのように複数ゲームのボーカル曲をまとめたものもあります。

まあこれもゲーム中で使用されているものなので、ゲーム音楽という括りにしています。
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GWAVE 2013 2nd Progress

キャラソンアルバム(ゲーム中では使用されていない曲)

ボーカルアルバムのようにその音楽がゲーム中で使われていればいいのですが、使われていないものがCD初出で出る場合もあります。それはキャラソンアルバム。

『センチメンタルグラフティ』や『ときめきメモリアル』の頃からあったものですが、今ではそれらギャルゲーに加えて女性向けゲームでもシリーズでリリースされることが多くなっています。

先述の『アイドルマスター』でさえも、ゲームに収録されているもののほかに、『アイドルマスターシンデレラガールズ』(原作ゲームが基本的音が再生されないソーシャルゲームなので)などCDオリジナルの音源やJ-POPやアニソンからのカバーなんてのもあり、これらはどうしたものか、と迷うことがあります。

正直ここに関しては、メーカーの分類でもアニメ系だったりゲーム系だったりそれ毎に違ったりして、その都度内容を考慮して扱いを決めていたりしますが、一番主観が混じってしまうことは否定出来ません(アイマスとかはもう全部入れちゃってるし)。

ここら辺が広まれば、ゲームジャンルでもない、アニメジャンルとも違う「キャラソン」という細目が認知されてくるのかもしれませんが。

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THE IDOLM@STER LIVE THE@TER HARMONY 01 アイドルマスター ミリオンライブ!

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恋がさくころ桜どき キャラクターソングアルバム

 

ファミソン8bitシリーズ

数年前からリリースされている、レトロゲームのボーカルなどのアレンジ曲集。アイマスでもカバーされましたね。

もうこれは「レトロゲームのアレンジ」という解釈なので、ゲーム音楽(アレンジ)と判断しています。デキいいの多いし。

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ファミソン8BIT SP~ゲームソング編

 

主題歌収録シングル

ゲームの主題歌だけ先行してマキシシングルや配信等で売られる場合がありますが、こういう場合多くはゲームよりアーティストのほうがクローズアップされている場合が多いです。

これをゲーム音楽として扱うか、というのは、その都度判断しています。主にはそのCDが「○○ゲーム主題歌」などクローズアップしていればそっちに含みます。ただ、それがJ-POP等の売り方が強い場合はその限りではないです。

まあでも最近一時期多かったメジャーレーベルの出すJ-POP とゲームのタイアップ自体減ってきて、わりと同人などインディース出身の歌い手の人が出すものが多く、そういうのはわりとゲーム主題歌であることを前に出してきてますから、ゲーム音楽としても扱いやすいです。

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原由実 4thシングル「 Rose on the breast 」【DVD付盤】

 

アーティストアルバム

同人などインディース出身の歌い手の人や声優さんがアルバムを出すのは珍しいことではありません。というか毎月どなたかのCDが出ています。

さて、その中ではオリジナルの曲のほか、自身が歌ったアニメやゲームの曲が収録されていることがあります。これを含めるか、というのが考えるところなのですよね。

とりあえず今は収録曲を調べて、ゲームの音楽が混じっていれば、ゲーム音楽入りCDという扱いにしています。これはコンポーザーの名前を主体に出したものでも同じく

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追想カノン

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佐野電磁アーケードゲーム音楽作品集

 

ただ、個人的にゲーム分野での実績が多いと判断した歌い手の人においては、ゲーム音楽とは判断しないものの、収録内容にかかわらず無条件でリストに入れてしまうことはあります。これはコンポーザーも同じで、ゲーム音楽コンポーザーがゲームに関係ないオリジナルのCDを出した場合、直接ゲーム音楽じゃなくてもゲーム音楽と関係が深い音楽ということで入れてしまうことは多いです。まあさすがに歌い手や作曲者がそうでも、アニソンと明確に定義されているものは入れると際限なくなるので入れませんが。

 

ゲームのアニメ化アルバム

最近ゲームがアニメ化されることは珍しくもなんともなくなっていますが、そのアニメで使われた音楽のCDが出ることもあります。私も調べているときによく間違えそうになります。

これは自分では「アニソン」として扱っていて、ゲームの音楽がボーカルつきでアニメで流れる場合も「ゲーム音楽のアニソン移植」としています。

 

 

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劇場版『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ! 』挿入歌 ラムネ色 青春 (初回限定盤) (Blu-ray Audio付)

 

音ゲー曲

さて音ゲー。これは当たり前にゲーム音楽に含む人が多いでしょうし、自分もオリジナルだとそう思います(たとえばBEMANIならコナミオリジナル曲みたいなの)。

では、音ゲーに収録されているJ-POPなどの移植曲はどうか、というと、さすがにこれはJ-POPでしょう(ゲーム中のジャンル分けもそうだしね)。

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REFLEC BEAT limelight ORIGINAL SOUNDTRACK

 

ボカロなどの曲

それがボーカロイドやDTMでの歌ってみたなど、動画サイトなどインディース発表で盛り上がってきた曲。これらは最近音ゲーでも『Sound Voltex』などに収録されたり、はてはコンテストでそれ用に募集されることもあります。

これらはゲーム音楽か、というのが判断で難しくなるわけですが、少なくとも音ゲーのコンテストで募集されたものは、それがゲームに使用される前提ですので、ゲーム音楽と呼んでも問題ないかと思います。まあ音ゲー以外の場合については、他のアーティストアルバムやコンポーザーアルバム同様ケースバイケースで。

ちなみに下のOSTER projectは、BEMANIシリーズでコンポーザー参加してたり。先のボルテに限らず、こういうコンポーザーからのゲームへの交流面は増えていますね。

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みくのかんづめ

 

個人的には、こういったボカロ文化、歌い手文化が続けば、もうすぐアニメ、ゲームという音楽ジャンルとは別に、こっちの方面でもまたこういったボーカロイドや歌い手などを指すジャンルが出来るではと思っています。ゲーム音楽ジャンルだってつい十何年前まではアニメと一緒くたにされていたわけで。

 

パチンコ・パチスロアルバム

最近、パチンコやパスロにも音楽が大量に収録されています。有名なのはアニメを移植したもので原曲が使われることですが、最近はゲームの移植でその元ゲームの曲が使われたり、またオリジナルでも何曲も存在します。

で、最近出ているのが、こういったパチンコ、パチスロの音楽を収録したCD。実はこれ、結構人気があるようで、人気の機種では、その売り上げを見ると普通のゲームサントラはおろか、不況の音楽業界でけっこう上位に入ることもあるようです。

出始めた時、電子音でゲーム性を備えるものからの音楽というものもあり、これを入れるかどうか、せめてゲーム移植のものは入れるかどうか悩みましたが、これを入れてしまうとカジノのメダルゲームはおろか、競馬、競輪場で流れる音楽まで入ってしまいそうなので、このブログで扱うようなゲーム音楽には含まないことにしています。ただし、『ポップンミュージック』のように、これらの機種で使われた曲が音ゲーなどのゲームで使用された場合は、「元がパチンコ、パチスロの音ゲー曲」ということで例外としています(BEMANIシリーズで使用された「マジカルハロウィン」の曲など)。

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Magical Halloween3 ORIGINAL SOUNDTRACK

 

 

結局はそのCD毎の判断しかないかな

こんな感じで最近出ている系列の音楽CDを大まかに分けてみましたが、結局のところCDごとに収録曲やそのリリース事情、売り方など全部違うので、個別判断しかないのですよね。

まあ、このブログでは自分なりの判断でゲーム音楽の発売リストを作ったり、その他CDのデータベースを作ったりしますが(これはまたそのうち)、統一的な基準で下手に縛るよりは、あちこちでいろんな基準でゲームが音楽なり、その他ジャンルでまとめたものが作られてもよいのではないかと。まあそのうちのひとつとつとして、主観でやっていこうと思います。

 

ちなみに「ゲーム音楽収録してるけど載ってないよ!」というものがあれば、自推、他推は問いませんので、、Twitterで「@gamemusictw」あたりでお知らせ頂けるとありがたいです(まあ更新は時間のあるときにしか出来ないので遅れることもあ多々ありますがそれでもよければ)。音楽配信リストもそのうちやりたいなあと(余談:同人音楽系の発売リストも作りたいけど、さすがに無理かなあ。M3の時とか倒れるの目に見えてるし)。