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ファミコン初期のナムコソフト付属インフォメーションチラシ

 

ちょっと懐かしいものを見つけたので。

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これはファミコン時代に買ったナムコのソフトについてきた、同社のソフトなどについてのインフォメーション(広告)が書いてあるミニチラシです。まだ掲載されているソフトから、おそらくは1986年、自分の持っていたソフトから、たぶん『ワルキューレの冒険』についてきたものだと思います。今のパッケージゲームソフトにもついていますが、この頃からこういうのはあったのですね。

コピーが「2001年の大人(クリエイター)たちへ。」ですが、とっくに超えちゃいましたね。ブランドもナムコットだし。

しかしこれを見ると、ゲームの歴史、ナムコの歴史的にもにもなかなか興味深いものが見えますので、改めて見直してみようと思います。

 

 

ファミコン時代のナムコのキャッチコピー

さて、この表紙部分のキャッチコピーである「2001年の大人(クリエイター)たちへ。」ですが、当時のナムコは当時としては子ども向けに見られていたゲームにしては、やけにスタイリッシュなコピーが多くありました。有名なのは「クーソーは、頭のコヤシです」といったものでしょうか。


このあたりではネットどころかゲーム雑誌でさえまだほとんど存在せず、CMやこういったソフト付属のインフォメーションは数少ない広報の機会だったので、どうすれば注目されるか知恵を絞ったのかも。CMを中心にこのあたりのゲーム広報について研究してみてもおもしろいかも。

 

 ファミコン初期のナムコソフト

さて、中身ですが、最新ソフトのページが裏一面なのですが、『バベルの塔』『ワルキューレの冒険』『スカイキッド』が並んでいます。

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たしか3つとも持ってたかな? 子供心に『ワルキューレの冒険』で死んだときに墓が出来るのは、なんか微妙な怖さがあったような。『バベルの塔』は、攻略本なしでシークレットパスの出し方分かった人いるのかしら?『スカイキッド』は宙返りで地面に激突させていたのがな

下の方には「3作ともプログラム256Kビット、キャラクター256KビットROMを搭載」とか書いてありますが、時代を感じますね。

 

当時のナムコのファミコンソフトにはナンバリングがあって、いくつ目に出たソフトかわかるようになっていました。これらはちょうど16~18番目。箱はソフトの大きさと同じくらいの紙の箱でした(プラスチック台がない分、他者よりちょっと小さかった)。価格ですが、これもちょっと特徴的で、当時のファミコンソフトの多くは4,500円か4,900円であり、ナムコも14番目の『ディグダグII』まではそうであったのに、15番の『スーパーチャイニーズ』から (ちなみに消費税がまだ存在しない時代です)当時としては驚きの3,900円販売を行っていました。その後の3本がこれになります。

 

ちなみに私の記憶だと、このナンバリングや紙ケースがなくなった(ハードケースになった)のがこの直後に発売された『プロ野球ファミリースタジアム』(初代は1986年)あたりからだったかなと。広告の雰囲気もそれまでのようなものから微妙に変わった気もします。そう考えるとちょうど節目直前のチラシだったのですね。

 

 まだ数えられるほどだったナムコソフト

さて、また裏返して見てみると……

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今までに出たナムコのファミコンソフトの一覧があります。ナムコットブランド。01の『ギャラクシアン』からありますこの頃は全部載せられていたのですね。あと郵便番号がまだ3ケタだ。

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あと、よく見るとバーガータイムやタッグチームプロレスリングの下に(c)DATA EAST CORPとか書いてあるのがありますね。これは以前書きましたが、ナムコが他のブランドのソフトをナムコット名義で出していたもの。

■参考:ファミコン時代にナムコブランドとして出された他社制作のソフト – ゲームミュージックなブログ

まあこれが後にいろいろ問題になったといわれていますが。

 

ナムコのメカ玩具の先駆け『龍馬くん』

そして隣なのですが、ドルアーガとパックランドのボードゲームの広告、その下に「龍馬くん」という人形の広告があります。

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この頃、ナムコはゲームソフト以外にも玩具を発売していて、このようなボードゲームやカードゲーム、それに音声技術(録音や反応)等を使ったおもちゃを発売していました。それの先駆けとなったのが「龍馬くん」。スイッチでランダム音声が再生されるという簡単なものですが、当時は音声が流れるだけでもおもちゃとしてはちょっとしたものでした。

もう少し経つと、後にファミコンのゲームキャラクターにもなった、音声反応キャラ『ワギャン』、録音装置玩具『ワギャナイザー』等が発売されます。

 

 

当時広告、今資料

当時のちょっとしたチラシでも、こうやって20年も経ってから見返すと、いろいろおもしろいものがありますね。まあ故にこういうチラシとかのコレクターわりといるのでしょうけど。

自分、けっこうものが捨てられない人間なので、またこの手の発掘したら載せていこうかと。ただ、部屋のどこに埋まっていることやら……。

 

 

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