ドリキャスを起動すれば、ほぼ100%これをしているというシューティングゲーム「斑鳩」のゲーム音楽について語ってみたいと思います。
このゲーム、2001年に最初はアーケードで発売されたシューティングゲームです。
基盤がNAOMI(ドリキャス互換)なので、後にドリキャス版も発売されました。
開発元は「レイディアントシルバーガン」のトレジャーで、この斑鳩自身もプロジェクトRS2として、後継作的扱いとなっております。ただし、ストーリーやゲーム的に直接繋がっているのではなく、「同じコンセプトの元に作られているシリーズ作」といった方が正しいでしょう。
パズル的な完全パターンによる攻略性、ドリキャスではほぼ最高のグラフィック、そして圧倒的な演出など音楽以外にも語るところは多いですが、かな~り長くなる事確実なので、割愛します。
さて、音楽ですが、単体で聴いてもかなり良いものですが、「斑鳩」のゲーム音楽としてすごいところはゲームの演出とほぼ完全に合っているところなのですよ。
たとえば、書くステージがスタートしてからしばらくすると、その面のタイトルが出るのですが、そこにちょうどテンポの境目(変調場)が来るように当てはめられています(面タイトルまでが前奏みたいになっているとも言えますかね)。
他の箇所でも、演出とぴったり当てはまっている箇所がほとんどで、ゲーム音楽がただのBGMではなく、演出の一部として完全に融合しているように思えます。
それもそのはずというか、このゲームの作曲者、エンディングロールによるとどうやら制作ディレクターである井内ひろし氏ということだからです。だからゲームに合わせるように曲を作られたのですね。(すごいなあ…)
音楽自体はゲームの雰囲気(梵字多用)に合わせてか、どこかチベットの音楽を連想させるような、それでいてシューティングらしいノリの良さと重厚さ、そして華麗さを兼ね備えています。
ちなみに曲数は全部10曲ですが、ほとんど捨て曲と思える曲がないのがまたすごいところです。
しかし、残念なことにこのゲームのサントラ、発売から5年経った今も販売されていません。出して欲しいという要望はかなり聞くのですけど、やはり10曲という短さがネックなのでしょうか…
だけど、横の「お気に入り」にもあるように、私は最近これをしょっちゅう聴いています。何故かというと、サントラの発売されるのを待ちきれなくなって、自力録音でサントラを作ってしまったからなのですよ。おそらくそこまでしたソフトは初めてです。(他はだいたいサントラ売ってますしね、ましてやシューティングなら)
やり方はそれほど難しいものではないです。ドリキャスとパソコンをつないで、ドリキャスのサウンドモードから直に録音した後、音楽編集ソフトで長さと音量調整しただけですので。
やり方を説明してもいいのですが、ノイズ除去のためにキャプチャーボードを使うという特殊なやり方をしたのでちょっと人には勧められないかなあ…
(当然ながら自分で楽しむもののため、ファイル自体の公開とかは出来ませんのでご了承ください)
でも、ノイズの全くないCDでこれのサントラが欲しいのも今の気持ちな訳で。
プロジェクトRS3はおそらく出ると思うので、その時にでも出して欲しい気がします。