発売日に購入したNintendo DSの『New スーパーマリオブラザーズ』を昨日オールクリアしました。
CMでも芸能人を一切出さずゲーム画面のみで15秒を構成するほどの自信作だったようですが、たしかに面白かったです。(追記:有名な松嶋Ver.とは別にそういうCMがあるので。松嶋Ver.のはDSトレーニングと同じ感じでしたね。ウツボ。)
操作性はまさに初代スーパーマリオそのもので、いろんな要素が追加(多くは3以降の歴代マリオからの引用と改良)されてはいますが、どれも簡単で、且つ触っていて楽しいです。
スーパーマリオ時代に、任天堂の宮本茂氏が「触っていて楽しいゲームを作りたい」と行っていたそうですが、今作はまさしくその思想が生かされているように感じました。
難易度的には、初代スーパーマリオより簡単かなあという感じでした。特にパワーアップアイテムをストックできるところと、ファイアーマリオでダメージを受けてもスーパーマリオになるだけで、小さいマリオにはならない点が、難易度をかなり下げていると思います。
ジャンプとダッシュ以外の操作についても、全部十字キー&2つのボタンで対応できるものなので、そんなに難しくないとは思います。慣れないと難しいのは連続壁キックぐらいですかね。(余談ですが、この連続壁キック、私はマリオシリーズではなく『忍者くん 阿修羅の章』でこの技を習得いたしました(笑))
さて、今回の『New スーパーマリオブラザーズ』では、操作方法において今までのDSソフトと比べて大きく変化していた点があります。それは「タッチパネルを直接指で触れる」ということ。(ちなみにすでにあったらスミマセン。ただ、私の知る限りメジャーなのはあまりないので)
いままでのソフトは、私の知る限り大半のソフトが「指で触れる」ことを前提としておらず、タッチペンでの操作を基本として作られていたように思えます。(実際、DS Liteでは、ストラップから旧型にはあったタッチ用の部品が取り除かれているようですし)ですので、私は今までDSの仕様的に指で直接触れることを必要とする操作を禁止はしないまでも推奨しない仕様となっているのかと思っていました。
しかし、この「指で直接触れる」という操作、かなりの可能性を秘めているように思えます。
理由1『操作において、両手を離す必要がない』
今までタッチペンを使ったパネル操作では、ペンを持つために手を一度離すか、ペンをどちらかの手に持ちっぱなしにするかしかありませんでした。
これでは、「どうぶつの森」みたいにスローなゲームならともかく、展開の早いアクションなどには対応できません。
しかし、今回指で直接触れるようになったことで、本体から手を離さなくても親指は触れることが出来ます。
したがって、アクションのような一瞬での対応が必要なゲームもこれで可能になりました。
理由2『直感的な操作が可能』
上記の理由とちょっと重なりますが、直接指を触れさせるということは、ペンを持つという行為を挟まない分、今まで以上に反射的、直感的な操作ができることになります。
前述の宮本茂氏の言葉じゃないですが、「触れて楽しいゲーム」を作るのに大いに役立つのではないでしょうか。
理由3『ボタン数の増加』
今回のNewマリオでも、実質的にはボタンの一つとして使われていましたが、これにより、十字キー、ABXYボタン、LRボタンの他に押せるボタンが増えたことになります。(まあ指の大きさ上、実質は2~4個が限度だと思いますが)
発売から2年が近いDSは、タッチパネルの操作でもタッチペンによる「書く(描く)」「なぞる」「選択する」が大半となってしまい、少なくとも操作性の面では壁に入っていたように思えますが、この「指で触れる」という操作はかなりの可能性を秘めているように思えます。
別にDS開発とは何の関係ない素人の私でも「クイズの早押しボタン」「ビートマニア(ちょっと小さいけど)」「ラブテスターみたいなの」とすぐに浮かぶくらいですから、可能性は大きいです。(まあ、現実的には強度とかいろいろあるでしょうが)
ちなみにタッチパネル指で触れる操作が発展すれば、昔のゲーセンにあった特殊コントローラー、たとえばトラックボールもどきなんかも可能になるかもしれませんね。
ときめも全盛期のコナミだったら、今頃タッチ部分をセンサーに見立てたアーケードの「おしえてYour heart」とか出してきてたかも。(知っている人がどのくらいいるやら…)ハイパーオリンピックは…コスリですぐ壊れそうだから無理か(笑)
ちなみに、私的には「サイバリオン」がDSで出たら面白いかなと思う今日このごろです。
さて、明日か明後日にはNewマリオの音楽とSEについて書きます。(というか今回書く予定だったけど長くなってしまったので)