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ゲーム史上においてプレイに必要なものの価格下落が激しいのは現在だったりする

先日、DSiの価格に対して任天堂岩田社長の発言がありました。

■Touch-DS.jp – 社長が訊く『ニンテンドーDSi』 ※リンク切れ

今までも、たしかに最初高値→時間が経って値下げというパターンは数多くありました。サターンなんて、最初は5万円くらいしていたのに、最終的には白サターンで希望小売価格でも2万になってしまいましたからね。PS2も最初4万で、今は16000円程度ですし。この値下げの要因はいろいろあって、ハードが売れ、量産できる体制になったことで値下げが出来た、もしくはハードに必要な部品の値段が下がったことで、値下げできるようになったという感じ。まあ、相手ハードに勝つために、ハード販売による赤字を増やしてでも値下げをするということもあるかもしれませんが。

これらは値下げと言っても、2年とか3年とか、そういう長い間を置いて行われます。そりゃ、度々値下げされては企業の体力も持ちませんし、何よりユーザーに「もっと下がるかも」と思わせて買い控えさせてしまうからでしょう。

 

しかし、よくよく考えてみると、ゲームの価格の変動が激しいのって、実は今じゃないかと思うのです。いや、正確に言うと、「ゲームに必要なものを揃えた時の総額の変動が一番激しいの」は今かと。それは、WiiやDSi、PSPで使うフラッシュメモリカードの類、つまりSDカードやスティックメモリの存在のせいです。

今、量販店でもネット通販でもSDカード、もしくはメモリースティックの値段を見ると、2Gでも数千円(SDカードはそれすら切っていることもある)まで下がってきてしまいます。この価格下落は世界的な半導体の過剰供給からですが(その原因は一説では、Vista需要を読み間違えたとも言われていますが)、その影響をゲームの周辺機器としてのフラッシュメモリも受けてしまっています。これは今までは、メモリーカードをはじめとするゲームの周辺機器は、そのハード独自のものであったため、そういったことが起きなかったのですよね(その差額分懐に入っていたのかとも思ってしまいますが)。でも、最近ハードで使われ始めたフラッシュメモリは、どのメディアでも広く使われています。故にハード内での価格統制が出来ないのですよね。故に影響をもろに受けると。

しかし思い出してみると、PSP発売当初のセットに付属してきたのは32MBだったんですよね。そういえばその頃はセットをみんな求めていたのに、ある時期、32MBからは本体のみの方を求め始めていましたね。だけど今では同じ値段(もしかしたらそれ以下かも)で、100倍以上の容量のものが買えてしまいます。PSPユーザーには、32MBメモリのみならず、それまでに買った512MBメモリがセーブのバックアップ用とか、もしくは埃を被っている人もいるのではないでしょうか。

 

とはいえ、安く変わっているのですから、まあ別にいいのではないでしょうか。だけど、もし今半導体が不足して、メモリの値段が高くなることはよくあります。そうしたら、いったいゲームにどういう影響を及ぼしていたのでしょうね。ハードメーカーが自腹を切ったか、ユーザーへの販売価格に影響したか。

でも、これから先USB接続で外部の機器を使えるようになってゆくとしたら、価格下落の影響を受けるでしょうね。しかし、ユーザーとしてはむしろのそほうがいいです。特にキーボードは慣れている方がいいですしね(まあキーボードの良質なのはあまり価格下がらないけど)。

 

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