最近、どうやら『FM音源マニアックス』で検索されてこられる方が多いようなので、前回のを書いてからいろいろ思ったことをもうちょっと触れてみたいと思います。
あちこちのサイトやブログさんを巡回してみると、なんか肯定意見だけではなく、わりと否定的な意見も散見されるのですね。まさしく賛否両論といったところでしょうか。
しかし私はわりと前回でも触れたように肯定的だったので、何故こんな意見が分かれるかちょっと考えてみました。
そして思ったのは、このCDを聴く前に期待していたのが「昔のゲームのようなFM音源の曲を、有名なコンポーザの作曲で聴くこと」か、「有名なコンポーザーの曲を、昔の音源であるFM音源で聴くこと」かで人によって違うのではないかということ。
つまり「FM音源(ここでは昔のゲームに使われていたようなものとして)」に重きを置くか「有名なコンポーザー」に重きを置くかで感想が割れたのかではないかと。(まあ、一概にそうと決めつけられませんが傾向として)
前に語ったように、今回のCDは昔のゲームのようなFM音源というよりは、FM音源で今風の曲を作ってみるケースが多いように思われました。まさしく「最近発売されたゲームに使用されている」ような音楽だったわけで。
しかし、昔の名FM音源曲のようなものを期待された方だと、ちょっと違うなあと思われるのかもしれません。
私の場合はどちらかというと「コンポーザーに期待」の度合いが強かったので、このCDは満足できるものでした。
まあ正直なところ、私も来るまでは「昔のゲームのような曲(極論ナムコミュージアムに収録されているようなアーケードの曲)が並んでるのだろうな」と思っていましたけど、私にとってはいい意味で予想を裏切ってくれたと思います。
もし気に入らなかった方もFM音楽の概念を一度置いて、普通に聴けば、新たな発見があるかもしれませんので、もう少し聴いてくださいませ。
ちなみに、詳細な分析や1曲ずつについての詳細なコメントは、超兄記。(wさんやゲームミュージックの話がしたいんですよさんに詳しいので、そちらを読まれるといい感じだと思います。
まあ、色々書いてきましたが、次にファミコン音源マニアックスか、PSG音源マニアックスが発売されても、おそらく私は買うと思います。
あ、それで思い出したけど、そういえばファミコン音源?で今の18禁パソゲー曲(2次創作フリー曲)を編曲しているサイトさんがどこかにあったような…