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昔、ゲームメーカーゲーセン等で配布していた広報用小冊子シリーズ

勢いで自分の部屋も掃除にとりかかったのですが、その際長年放置していた物置や本棚の奥からいろいろ面白いものが出てきました。というわけで、今日はそれでゲームがらみのものを、私のその当時のゲームライフの思い出と一緒に出してゆこうと思います。

 

NG~NOURS(ナムコの配布していた小冊子)

NOURS

古参のゲーマーなら、『NG』という名前を聴くとある意味伝説的なものを感じる人もいるでしょう。これは1980年代、ナムコが配布していたもの。このテの広報用小冊子のはしりと言えるものですね。創刊は1983年で、まさにアーケードではナムコのゲームが超人気となっていた時代です。内容は広報誌なのに読者コーナーなどが充実していてかなり面白く読めるものでした。

配布されていたのはキャロットなどのナムコ直営店が主だったようです。しかしこの当時、さすがに私はゲーセンに行ける年齢ではなかったので(せいぜいスーパーのゲームコーナーかおもちゃ屋の店頭)、これも入手できませんでした。ただ、姉が当時おもちゃ屋でバイトをしていた関係で、後期のものは数冊もらいました(今も家のどこかにあるかもしれません)。
そしてNG休刊後、創刊されたのがNOURSという小冊子。これらも同じくナムコの直営店に置いてありました。当時はゲーセン巡りが出来る年齢になっていたので、巣鴨のキャロットまで行ってもらってきた記憶があります。

ただ、NGの時よりは自由奔放さはなくなって、ナムコのテーマパークやソフトの紹介といった広報的な側面が強くなっていた感じがあります(おもしろくないというわけではないのですが、NGが偉大すぎたかなと)。
その後、バンダイと合併後にB-NOURSとなり、こっそり消滅してしまったようです。

■参考:ナムコ コミュニティマガジン エヌジー
■参考:NG (ゲーム情報誌) – Wikipedia

 

TiLT(タイトーの配布していた小冊子)

TiLT

こちらは1990年代、タイトーが直営のゲーセンで配布していたもの。私の当時のホームグラウンドが新宿のタイトー系ゲーセンというのもありましたが、タイトーの直営は当時比較的多かったので、入手はしやすかったと思われます。

内容はタイトー系の雑誌なのに半分がアウトドア特集になっていたりと、どっちかというとR25みたいなタウン誌に近い感じ。当時ゲーセンにライトユーザーを呼び込む的な動きが強かった影響もあるのでしょうか。ただ勿論ゲーム特集などもあり、読めるものになっています。
ちなみにこれとは別に、ゲームの説明を書いたマニュアル小冊子も配布されていました(主に格ゲー)。
サイキックフォース小冊子

 

カプコンシークレットファイルシリーズ(カプコンの販売していた小冊子)

カプコンシークレットファイル_19XX カプコンシークレットファイル_虹色町

これはカプコンが1990年代ゲーム毎に発行していた小冊子です。作品吏リーズ毎に発行され、その時ゲームの内容を面白おかしく紹介している企画小冊子的な感じ。一冊100~200円程度だったと記憶しています。

売っていたのは(東京では)かなり数が少ないカプコン直営のゲーセン。最初は入手が非常に困難でした。故に第一弾の19XXシークレットファイルの入手はかなり苦労しました(当時インターネットは殆ど普及してないなかったので、売買どころか情報もなかなか入ってこなかったのですよ)。ですがそのうち出回るようになり、秋葉原の当時できたばかりのトライアミューズメントタワー等でも売ってましたが。

ちなみにその後、カプコンの限定通販で全種セットが売り出されたので、その時に購入しました。これは機会があればそのうち。

 

コンパイルクラブ(コンパイルの配布していた小冊子)

コンパイルクラブ小冊子

これはゲーセン配布ではないのですが、まあぷよぷよも一応アーケード出だしていたしということで。

これはコンパイルがまだ健在で絶頂の時、送付してきてくれたものです。ちなみにアンケートとか出したら自動的におくられてきたような(当時個人情報保護法がなかったので、この辺緩かったのですな)。あと東京ゲームショウなどでももらいました。
コンパイルなので内容の多くはぷよぷよや魔導物語なのですが、内容はかりぎっしりで、ファンならかなり楽しく読めるものだと思います。あと、スタッフを見てみると、今現役で活躍しているイラストレーターの方とかが散見されたり。
しかし、こんなのを定期的に大量に送っていたのも、広報費の増大による経営圧迫に繋がったのかと思うとちょっとせつないです。

 

そのほか

あと、セガやコナミも不定期に出していた気がするのですが、ちょっと手元にないので(コナミのはA4サイズで真っ白なもので、表紙がキャラのイラストだったような)。あ、あと1990年代前半あたり、セガはFAXクラブというのをやっていて、情報をFAXで取り出していたのを思い出しました。それもなかなか楽しかったのですが(とりわけAM2研と3研)その話はまた機会があったら。

 

まとめ

こんなふうに、1980~90年代あたりは色々なメーカーがこういった小冊子を発行していたのですな。これには冊子なりの楽しさがありました。

しかし現在、ネットの普及で流通的にも政策的にも金のかかる小冊子より、ネットでの公開シフトしてしまい、このような小冊子はなかなか出なくなってしまいました。それも時代の流れでしょうが、これらの独特のおもしろさ、それに入手するためにちょっと苦労した楽しさ、何より(これはゲーム雑誌にも言えますが)読者コーナー独特の盛り上がりを思い出すと、それがなくなってきたことに少し郷愁を感じてしまいますね。

 

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