仕事で多忙になると外に出られなくなるのですが。その時に思わずAmazonで購入する本の量は、仕事が終わって正気に返ると驚く事があります。
で、その時に衝動買いしたのがこの『COLLECTABLE TECHNOLOGY』という本。
これはどのような本か簡単に言うと、コンピューターなどテクノロジーハードの写真集。「WORKSTATION」(PCなど)、「HOME BASE」(家庭用機器)、「PLAY TIME」(ゲーム機など)の3分野に分かれて、それぞれそのジャンルの元祖に近いものからの写真が載っています。例えばWORKSTATIONでは、1970年誕生の製品として初めて市場に出た携帯電卓、「キヤノン・ポケトロニック」から1977年の「アップルII」、そして最近の「ブラックベリー」や「iBook G4」も載っています。
さて、自分の本命はやはり「PLAY TIME」におけるゲーム機。一段最初には1968年の「スタイロフォン」という、私もよく知らないものですが、イギリスでヒッとした音響マシンらしいです。
そして1972年の「オデッセイ」や、1977年の「アタリ2600」、それに1980年の「ゲーム&ウォッチ」等も勿論載っていますし(ただし海外の本の翻訳版なので、ファミコンはNESのほうですね)、LSIゲームも多いです。変わり種では1982年の「コンピューターズ・リンクス」(アタリのリンクスとは違う。アタリリンクスも載ってますけど)や、1983年の覗き込んでプレイする「トミー・トロニック3-D」(これは『ゲームセンターあらし』でも出たはず)などもあります。
アイボって、2000年だからもう10年も前なのだなあ……。
この本はたしかにただのハードの写真を集めたものなので、興味のない人には製品カタログにしか見えないかもしれませんが、私みたいなこういったものが好きな人間にとっては、見ているだけで飽きません。そしてそれぞれの写真に解説もつけられているので、非常に興味深く読めます。また、時系列で並べられているので、こういったハードの進化を視覚で辿ることが出来るのが楽しいところ。
だけど、Amazon等を見ると海外ではこういったゲームの写真を資料的だけではなく、デザインに注目して集めた本がわりと出ているようなので、もっと見てみたい感じがします。