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神保町ゲーセンの思い出

都内で昔からアーケードゲームが有名だった地区はけっこうあります。有名なのは秋葉原(昔は数は多くなかった気がするけど)、新宿(とりわけ西はバーチャファイター時代の中心地)、巣鴨(キャロット)等々。しかし、それ以外にも各地にゲーセンの多い地域やスコアラーの集まる地域というのは存在していました。そのうち上記以外で私がよく行っていたのが、神田神保町。


私は大学時代、個々にある古本屋で定期的にバイトをしていた関係もあってよく行っていたのですよね(それ以前からよく行っていましたが)。ここは言わずもがな、古本屋街でありましたが、近くに大学が多く学生街でもありました。故に何となく雑多な雰囲気が漂い、安くてうまい食べ物屋もたくさんあったりと、学生時代の私はなじみやすい町でした。とはいっても本命はまだ秋葉原が家電とパーツ屋中心でオタク要素が薄かった時代に、マンガが容易に手に入りやすい町だったからなんですけどね(そういえば最近は書泉ブックマート行ってないなあ……)。

で、ここには実はゲーセンも数多くありました。それも多種多様のものが。
まずはスコアラーの店として有名だった『ハイテクノーベル』こと『TiLT神保町』(現タイトーイン神保町)。ここはゲーメストのスコアラーランキングにも載るほどの有名店でした。そのためシューティング多め。一時期『ニンジャウォーリアーズ』が置いてあるのを見て、感動しましたね。他にも『プリルラ』や『F/A』など、当時(1996年くらい)でも見られないものがあって感動しました。

あと、ここの地区でもメーカー系のゲーセンは基本100円だったのですが、学生街ならではの50円で出来る店もありました。その代表的なのが通りをちょっと入った「ミッキー」。
ここは当時から見ても古びたゲーセンでしたが、前述のように1プレイ50円。しかも広く最新のバーチャやシューティングからやけにレトロなのまで置いてありました。たしかテーブル筐体もあったんじゃないかなあ……

※追記(201/3/7):ミッキーは閉店してしましました。

神保町ゲームセンター「ミッキー」惜しまれつつ閉店へ 大勢のファンに見送られた最終日 – ねとらぼ

 

あと、当時はバーチャ全盛期だったので、2店あったセガ系の店(飯田橋寄りと書泉ブックマート近く)がそれで埋まっていたりしましたね。ほかにも明大方面にいくつも点在していました(こっちはあまり行ったこと無いんで……)。

この神保町のゲーム史で忘れてはいけないのは新声社の存在。新しく建ったビルの1階がゲーセンだったのですが(地下がマルゲ屋)、今思い返すと正直魅力が薄かったように思えます。それは店舗が狭すぎたことと、どうも格ゲー寄りと新作寄りになってしまったので、周りの店に比べてインパクトが薄かったと。おそらくこのゲーセンは平日は赤字だったのではないかなあと(実際ほとんど人いなかった)。それでも特殊な台があったりとちょこちょこは寄っていたのですけどね。そのうち、破産の張り紙が貼られることになりました。

 

このようなゲーム面、マンガ面以外でもかなりディープな町で、暇な日には池袋から山手線で巣鴨(キャロット)、そこから地下鉄で神保町、そこから歩いてお茶の水経由で秋葉原に行くなんてことをよくやっていましたね。懐かしい。
ここ数年、目的がないのでほとんど行っていないのですが、今度暇を見つけて、当時の思い出巡りでもしたいなあと思っています。

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