ちょっとビックカメラに行ってきて、ソフトをいろいろ買ってきました。それで思い出したのですが、毎回思うことがあります。それはソフトを包んでいるシュリンク。つまりビニールのパッケージですね。新品にはこれがついていて、製品を保護するのと同時に(不正をしていない限り)新品たる証明になるのですが、いつも思うことがあります。それは「WiiとDSのシュリンク、はがしにくわ!」というもの。
PSPとかには、剥がすための線(名称不明)がついているので、そのままでも剥がせるのですが、WiiとDSにはそれがついておらず、その場で開けることが難しいのですよね。で、帰ってからへこんでいる取り出し口の所にハサミなどで穴を開けて、そこから破くという感じ。これがたくさん買ってあるとめんどいのですよ。
まあ、簡単にシュリンクが解かれると商品としての価値が失われますし、そのまま盗難(ソフトのみならず、中のクラブニンテンドーポイントなども)につながってしまうこともあるので、そうする必要があるので仕方のないことかなとも思いますが。
そういえば私の子供の頃って、ファミコンソフトはシュリンクがかかっておらず、紙のケースそのままで売っていましたね。で、新品なのに箱の内側には、売ったショップの店名スタンプが押してあったという。今でもファミコンソフトを持っている人は、箱にそういったスタンプが押してあるのを持っている人もいるのでは? で、電話番号が7ケタだったり、郵便番号が3桁だったり(店が現存していればすごいんですけどね)。そういえば当時、箱の中に入っているプラスチックのトレイが潰れやすかったなあ……。
しかしその頃って、シュリンクの概念があまり浸透してなかったのですよね。せいぜいCDとカセットテープ(当時は現役)くらい? 本屋もビニールシュリンクがなかったから、立ち読みできましたし。そういえばキャラメルもポッキーも紙の箱でシュリンクがなかったのですよね。そして紙の箱を開けると、包みにキャラメルが包まれていたり、一枚の袋にポッキーが入っていたりしました。それがグリコ・森永事件を契機として、その外側にもビニールのシュリンクがされるようになったのですよね。
おそらくゲームソフトにおいて、シュリンクが一般的になったのは、CD媒体が出てきてからではないでしょうか。すなわちPCエンジンCDROM2やメガドラCD以降。これは前述のように、音楽CDにはその性質上(CDは傷がつきやすく、その傷が再生にとって致命的になりやすい)、最初からシュリンクがなされていたことからの流れかもしれません。ですので、PS、SS時代には、シュリンクがあるのが当たり前にたってきてましたね。
ただ、64、GB、GBAは相変わらず紙ケースで、シュリンクがあまりなかったように記憶していますが、ゲームキューブ以降はシュリンクが当たり前となり、現在では殆どの製品にシュリンクがかかっています。せいぜい紙箱製の限定版ケースなどでないことがあるくらいでしょうか。これは製品保護もさることながら、内容物の中抜きをされることを回避しているというのもあるでしょうね。
ただ、帰って開封したらそのまま捨ててしまうシュリンク、「資源の無駄」と思うこともあるのですよね。でも、製品はもちろん綺麗なほうがいいので、いらないとは言えないとことが複雑な感じです。
でも、これからダウンロード販売が普及してきたら、なくなりはしないまでも、シュリンクどころかケースまでもマイナーなものとなってくることも可能性としてはあるかもしれませんね。