今日はなんだかクリスマスイブみたいですので、せっかくですからクリスマスにちなんだゲームでもとりあげてみましょうか。ちなみに今日の心境に合わせて、２種類をご用意しています。
まず表は『クリスマスナイツ』。最近、Wiiで約１０年ぶりの新作が発表された『ナイツ』ですが、もともとはソニックチームがセガサターンに放った期待のアクションゲームでした。PS2でも昔のリニューアル版が発売されるみたいですね。
このゲームにはキャンペーンディスクとして『クリスマスナイツ』がセガサターン購入者にプレゼントされました（ちなみに通販でも入手可能でした）。基本ゲームシステムは『ナイツ』と同じで、新しい面が遊べるものでした。つまりミニアペンドディスクみたいなものですね。
ただこのゲームの特徴として、サターンに内蔵されていた時計機能を利用し、クリスマスになると背景がクリスマス色にがらりと変わるという仕掛けがしてありました。当時、時計を利用したものはなかったので（PSにも時計機能はなかった）、かなり新鮮でした。
ちなみに『ナイツ』と同じように音楽もよいです。サターンを未だに扱っている中古屋に行くと、わりと安価であったりする上（近所では1000円しなかった）、音楽の収録方法がCD-DAですので、プレミアの付いている『ナイツ』のサントラ代わりとして利用するだけでも買う価値はあると思います（見てみたら18曲ありました）。
さて、『クリスマスナイツ』を表とすれば裏は、『リンダキューブアゲイン』。
リンダ キューブアゲイン PlayStation the Best : ソニー・コンピュータエンタテインメント
これはPCエンジンで発売された名作『リンダキューブ』のPSリメイク版で、このゲームのためにPSの赤三角マークが出来て、倫理基準が変わったといわれるくらいのものです。
クリスマスに関係あるのはシナリオAの「メリークリスマス」というお話。話をはしょって説明しますと、ヒロインのリンダが記憶喪失になり、それの治療薬を探しているうちにある製薬会社のお膝元の町にたどり着きます。そしてその町では社長の美女エリザベスがクリスマス好きという理由で、みんながサンタの格好をしているのです。そしてそこで仮面を被ったサンタに出会います。それは……以下は完全ネタバレなので、実際にやるか調べてみてください。ちなみにこれ、今発売したら、おそらくＸ指定確実でしょうね。タブーとされているものがガシガシ出てきますから。サイコ的な怖さでは、「バイオハザード？はっ（鼻で笑う）」レベルだと思います。
ちなみにそこで流れる曲は、有名なクリスマスソングのアレンジ曲。その名も「ジングルヘル」だったりする。
ま、「クリスマス的に彼女とやるいいゲームない？」と彼女持ちに聞かれて渡せば、後日殴られる可能性が高いですが、クリスマスを否定したい人にはもってこい。まあそれを抜いてもグラフィックはしょぼいけど面白いのでおすすめです。
あと、全般的に音楽がかなりいいので（特にエンディングの3曲は神レベル）、サントラ同梱のサターン版である『リンダキューブ完全版』があれば買っていいと思います。
さて、おそらく現在稼働中のゲーム機の多くには時計機能が付いているので、クリスマスで特別な動きをしているものもあるでしょう。その中に面白いものがあればいいなあ。
