なんだかブルーレイプレイヤーの売れ行きが調子いいみたいですね。
■BD レコーダー売り切れ状態 年末商戦に「大異変」
http://www.j-cast.com/2007/12/22014799.html
まだ決まってはいませんが、とりあえず年末はHD-DVDに比べてリードしているといったところでしょうが。まあ、これからの問題はDVD並に普及するかってところでしょうけどね(LD並な可能性もありますし、それ以下の可能性もありますからね)。
そしてPS3も一旦もうダメかも……と思われていた節がありましたが、なんか値下げ以来以前より確実に売れているようです。
さて、この2ハードが売れているのを見て、思うことがあります。それは、録画機能付きブルーレイプレイヤー&PS3製品は出るか、というもの。
現在上のようにブルーレイレコーダーの潜在的需要はかなり高いと思われます。そして、PS3の潜在的需要も、今の段階ではまだあると思われます(ソフトが発売されてゆけば)。となると、両方とも欲しいと思う人も多いと思います。
そこで、両方を一緒にした製品、すなわち「ブルーレイレコーダー+PS3」という製品は、今だせば両方の需要を満たせる一番のチャンスではないか、と思ったのです。
両方とも、大きさがかなりになる製品ですし、もし一緒に出来ればかなりスペース的にいい感じですよね。何より、一緒になることで2台それぞれを買うより安価で済む(可能性が高い)という利点があります。
そして、最大の利点はそれぞれの規格(ハード)を普及させるのにもってこいだということです。
しかし、この製品が出るためには、非常に高い障壁があります。それは、「PSXの悪夢」。
今までの文章で、思い浮かんだ方はたくさんいらっしゃると思いますが、以前、PS2+DVDプレイヤーという製品「PSX」が当時SONY副社長の久夛良木氏のイチオシプロジェクトとして発売されました。しかし結果は惨敗。まあ失敗を宣言しているわけではないですが、撤退の速さから見て失敗とみなしてよいでしょう。
おそらく上記のような製品を出そうとしても、この「コンパチの悪夢」がソニーを支配している可能性は高いです。
しかし、PSXが失敗した最大の要因は「PS2はすでに普及しつくしてしまっている状態だった」というのが有力だと思うのですよ。それなら、しっかり作ってあって(PSXは機能も系列機よりカットされたようだった)、且つPS2が付いていない分安いものを買うでしょう。
ですが、今回はちょうどブルーレイレコーダーもPS3も「欲しいけど持ってない」という層が大勢だと思われます。ならば、両方が合わさったものをこの絶妙な時期に出せば、双方にとって普及の決め手となるとも思われるのです。
問題は上のようにこのコンパチの悪夢を払拭できるかどうかだと思うのですけどね。あと、PS3が普及し尽くしてしまったころ、もしくは敗北が決まったころに出しても手遅れと思うので、かなり早い段階で出す必要があると思います。
さて、この今の時点では魅力的な「PS3+ブルーレイレコーダー」な製品は発売されるでしょうか?とはいえ、まあ結局は他の製品と比べての価格と品質のバランスが一番のポイントでしょうけどね。