なんかここは数ヶ月に1回更新するブログとなっちゃってますな。ただ、それではあんまりな気もするので、8月29日に行ってきたコミティア93にて買ってきた同人誌で、注目したものをちょっと書き留めてみようと思います。あくまで私の趣向であり、メモ的なものと認識していただければと。
■『2010口蹄疫チャリティ同人誌・We Love Mow Mow』(お肉大好き委員会さん)
……前からWebでもニュースが出ていた大勢が集まった口蹄疫チャリティ同人誌。フルカラーイラスト集。執筆陣が豪華且つ大量。牛関係(擬人化とか)のイラストもありますが、基本自由で、普通のイラスト集としても出来がいいのに、100ページ超で1000円。しかもそれは寄付に回るという。
未確認ですが、他にも口蹄疫関連のボランティア同人誌は出ていたようで、こういう広がりはいいですね。
■『ダッシュ・ダッシュ!2』(JEWEL BOXさん)
……最近毎回買ってるシリーズ。人間関係がかなりおもしろくなってきている。続いているので、次も期待。
■『ジャポニカ自由帳29』(ジャポニカ自由帳さん)
……コピー誌。コミティア来る度買ってきたけど、最近完売で買い逃していたので、久々に買えたかも。だいぶ前のオフセ本も売っていたのでそちらも購入。
■『出版不況』(世田谷ボロ市さん)
……コピー誌。出版不況で雑誌が潰れる中、マンガ家を続ける女性2人の物語。なんだか厳しい現実が興味を引いてしまう。
■『恋色カプセル』(プロペラプロンプトさん)
……短編の総集編。前に出た『イコール』シリーズがお気に入りなのですが、それの関連作となる『オレンジの軋轢』が掲載されていたので嬉しい。キャラクターの静寂が生み出す間の取り方がうまい。
■『Because I love you.』(茶柱プロジェクトさん)
……幼なじみもの。短いながらも、微妙な距離やその心情が出ていて◎。最後の4コマもなんかほのぼのしててよいです。
■『さきのはなし。まえのはなし。』(下り坂道さん)
……ティアマガに掲載されていた。キャラの心情もさることながら現在(さき)→過去(まえ)→そして最後に繋がる構成、展開が絶妙。
■『俺の桃ラー』(SSO団さん)
……タイトルの通り、例のラー油をテーマにしたオールカラーイラスト集。後半には食べるラー油レビューとかレシピも載っており試みがおもしろい。
コミティアでは、オールカラー同人誌が多いけど、価格が(虎とかで売ってるのに比べて)ページあたりの価格が安めなので自分はつい買うもの多し。
■『HBC』『HBC2』(ヒーロー気分さん)
……コピー誌。ティアマガに掲載してあったのを注目して購入。幼なじみ男女のラブコメになる前段階のギャグ。テンポがいい。
■『KELLER』(トラツグミさん)
……アダルト。オールカラー。民話風ラブラブショートがいい感じ。
■『少女サイクル MORNING OF EARTH』(残像アパートメントさん)
……オールカラー少女イラスト集。時差とその時の少女の生活で表現されている。
■『殉職刑事 設定資料集』(むけていロマンスさん)
……前は『リューシカ・リューシカ』の同人誌出ていましたが、そっちはガンガンONLINEに。で、買い逃していたこっちを。ちなみにこれはまだ出ていないWiiウェアのゲーム。
■『もくもくさん』『小田君と蛍戸木さん』(すこやかペンギンさん)
……前者は学園ライトファンタジー(ちょっとラブコメ)、後者はちょっと変わった学園もの。独特の雰囲気がよい。
■『あさひちゃんの写真展』、『安全!!軽音天国』(ミニマムセンチュリーさん)
……まんがタイム系の雑誌で連載されている作品がおもしろいので、今回はじめて行ってみた。日常ほのぼの系がよい。あと、『安全!!軽音天国』はあの4コマとは関係ないオリジナルだけど、シリーズになっているようなので読みたい。
■『うら★うらら』『秋風と君の花飾り』(WATTS TOWERさん)
……こちらもまんがタイム系の雑誌で連載されている方で、ティアマガにも載っていたので購入。『うら★うらら』はラブコメのようでギャグのような。ちなみにヒロインが男に変身しそうになると、801な展開になりそうで読んでてこっちが微妙に緊張したり。『秋風と君の花飾り』は、過去まんがタイム系雑誌に載った短編のまとめ。
■『ROUGHCLIP13』(ユメノカケラさん)
……イラスト集。キャラもいいのですけど、背景とのバランスがいい感じ。
今回買ったところの殆ど書いたような。まあコミティアはじっくり読んで買えるので、気に入ったのしか買わないってのがありますが。でも、最近は重いもの持って帰るのが昔に比べて面倒になっているので、購入量減っているなあ。
ちなみに今回はオリジナルの同人誌ということもあり、ちょっとした感想つきで書かせていただきましたが、こういったネット上での同人誌の紹介は難しいところです。商業誌のマンガと違い、その性質上必ずしも目立つことを好まない人もいるので(特に成年向きの場合など)。そのへんが、Web上で同人誌の感想を語るということがあまりない理由の一つだと思われます。
今回はコミティア、つまりオリジナル同人誌ということもあり、実験的に気に入ったものの1行感想という形で書いて見ましたが。出来ればいい作品はもっと感想書きたいのですよね。そのへん作り手、そして読み手(感想の書き手)両者がプラスになるように上手く出来ればいいのですけどね。それについてはそのうちどっかで書こうと思います。