スポンサーリンク

PS3がもし2008年の発売だったらどうなっただろうか

最近PS3にはソフト的にはあまり明るい話題がない感じです。一番は、FF13の海外マルチプラットフォーム化でしょう。

『FFXIII』、欧米ではXbox 360でも展開

でも、もうPS3の販売開始から1年半、というかもうすぐ2年経とうとしているのですよね。そうなるとやや目新しさも消えてしまった感じがします(これは全ハードに言えることですが)。

 

歴史にifはないとしながらも、もし、1年半前ではなくて今、PS3が販売されていたらどうなったか、というのはたまに思うことがあります。すると、今のほうが有利な条件がかなり多かったのではないでしょうか。

まずは最近のPS3のCMでもプッシュされているブルーレイの再生。1年半前は、まだHD-DVDとの戦いが続いていた上に、ソフト会社がどっちの陣営に属すかもわからず、それ以前にソフトを見かけることもほとんどありませんでした。しかしHD-DVDが下り、ブルーレイの独壇場となった今、レンタルショップにもブルーレイソフトが出てきました。この現象、どっかで……と思ったら、ちょうどPS2発売の頃、つまり2000年当たりと同じ感じなのですよね。つまり、レンタルショップにDVDが出始め、ソフトもVHSやLDからそっちの販売に切り替わった頃。そしてその需要をとらえて、PS2はかなりの売り上げを出しました(もっとも、当時からソフトよりDVDを見る人が多いという問題は言われていましたけど)。

つまり、今PS3はその需要があると言えるのかもしれません。実際売れてきているのも、ソフト以外にこれが要因としてあるかも。

ソニー、2008年度第1四半期決算発表。営業利益は734億円

 

ただ、そのまま爆発的に売れるというほど単純ではないでしょう。だって、ブルーレイ再生機として見た場合、仕様をよく知らないユーザーにとっては、すでに1年半前の機種なのですから。

さらに、PS3発売当時は、ゲーム史上まれに見るくらいDSの盛り上がりがすごかった時期でもありました。故に、Wiiもその勢いを借りた面があると思います。しかしPSPは特にヒットがなく、UMDも映像会社から撤退されるという感じ。冬の時代でした。しかし今、ブームがおさまって知育系、実用系もマンネリになってしまい、いまいち一部の良作以外は目立たないDSより、モンハンその他、PS2の流れを汲む良作が多いPSPが巻き返しています。まだDSには及ばないものの、勢いはあるでしょう。

つまり、今発売だった場合、また当時とは状況が違った可能性があると思うのですよね。ブルーレイも最新だと思わせ、ソフトの勢いもそれなりにある……というよりは、ライバルに当時ほどの勢いはないと(もっとも、PS3の開発の難しさの話からして、ここからソフト不足になった可能性はあるかも)。

 

繰り返しますが、歴史にifはありません。これも想像故のものです。当然そうなれば、それにあわせた対抗策を、任天堂もMSをしていたでしょうしね。ただ、状況が今のほうがよいというのはたしかでしょう。もちろん、SCEが自ら好転させた状況をも含めて。

しかしそれ、特にブルーレイのチャンスはSCEもよくわかっているはずです。となると、これを機に、新しいハードを出す、まではいかないとしても、それに類することをやってくる可能性があるのではないかと思えます。つまりPS3.1なりPS3.5なりを投入すれば、価格次第では(これ重要)巻き返しを図れる可能性があるかと。まあもっともゲーム機としてというよりは、ブルーレイ再生機としての需要で。

そんなところにこんなニュース。

ソニーが8月にゲーム事業に関して重大発表するらしい 

これがプラスのニュースなら、ここで改良ハードを発売するという可能性もあるのではないでしょうか。

 

今、PS2が壊れたので、買い換えをPS2にしようと思っていたのですが(今のPS3はPS2ができないので)。ここで仮にPS2対応のPS3が出てきたならそっちを買うことも検討したいですね(価格次第で)。

とにかく、PSP~PS3発売前後にあったユーザー置いてけぼり傾向ではなく、ユーザーの望むものがしっかり出てくれることを期待したいと思います。

タイトルとURLをコピーしました