最近、ゲーム音楽がテレビ番組のBGMとして流されることが多くなっています。これも音源の発達により、ものによってはほとんど普通にBGMとして作曲されるものと差異がなくなってきたためというのもあるでしょう。故に、ゲームを知らない人がゲームミュージックを聴いても、ゲームミュージックとわからないことも多いでしょう。
でもって「ゲームを知らない人に聴かせた後で『これ、ゲームミュージックだよ』と言ったら驚かれそうな曲」というのをちょっと考えてみました。ただし、主題歌、エンディング曲などはきりがないので省略します。つまりループしているゲーム中の曲ってところから選んでみました。思いつきでかなり独断なので順位とかはあまり気にしない方向で。
番外:ゲーム中に使われるボーカル曲
主題歌やエンディングではよくあるボーカル付きの曲ですが、ゲーム中で使われるとちょっと驚くものがありますね。『ふたりのもじぴったん』(もじぴったん)、『サトミタダシ』(ペルソナシリーズ)、『サイコソルジャー』(サイコソルジャー。まあこれは音源が昔のアーケードものなのでそれなりに聞こえますけど)、それに『片翼の天使』(FF7)なんかもそうかな?
最近はこのパターンの数も増えてきたので番外としておきます。
番外:生音に近い音楽(オーケストラ、ピアノ曲など)
ピアノ、オーケストラなど、本当にそのままゲーム音楽じゃなくても使えそうな曲が多いですよね。『TrustyBell ~ショパンの夢~』とかそのまんまピアノ曲あるし。あと『レイディアントシルバーガン』あたりも家庭用バージョンはよくテレビ番組とかで使われたりしてますよね。
このパターンってこれから増えていきそうです。
3位:『リッジレーサー』シリーズ
『F/A』からのテクノを使う流れは、当時のゲーム音楽としては異端もいいところでした。
ただ、ソフトがキラータイトルとなり、最近はこれをプレイしている人も多くなってきた上、慣れも出てきてしまったので今ではそんなに驚いてもらえないかもしれません。まあ歴史的意義はあるので3位ってことで。
2位:『豪血寺一族』シリーズ
これは前述番外の「ゲーム中に流れるボーカル曲」なのですが、それが徹底しまくってます。特に2と、最近ニコニコ動画などで話題となった『新・豪血寺一族 -煩悩解放-』は最たるものでしょうね。
おそらくニコニコ動画あたりで曲を知っている人でも、これがゲーム音楽で、なおかつ格闘ゲームノ戦闘中に流れるものとは知らない人も大勢いるのではないでしょうか。
1位:『ダライアス』シリーズ(特に『ダライアス外伝』『Gダライアス』)
個人的に一番衝撃を受けたので。作曲者であるOGRさんはかなり作曲毎に革新的なものを出してきましたが(『ニンジャウォーリアーズ』などもそうですね)、『ダライアス外伝』では当時の横シューとしては信じられないような曲を出してきましたね。特にダライアス外伝の「Visionnerz」(CLOSE MY EYES.CLOSE MY HEADSのボイス)、「Singing In The Brain」は、始めてプレイした時にかなりびっくりしました。あとGダライアスではある程度の覚悟が出来ていたのですが、それでも「Kimera II」「ADAM」はまさかこう来るとは……と思いましたし。
まとめ
まあ私がダラ外からゲーム音楽にどっぷり浸かりはじめたという思い出補正もありますが、これのインパクトを超えるものはいまだにないです。しかし両者ともあんな独特の曲なのに、ゲームの雰囲気と合っているのがすごいとつくづく思います。他のゲームでこの曲使ったら大半は思いっきり浮くんだろうなあ……
最近は音源の進化で驚かすというのには限界だと思うので、こういう使い方で驚かせてくれるものがまた出てくればいいなあと思います。
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◆追記
ゲームミュージックの話がしたいんですよさんで、新しいものを選び出していただきました。
「ファイターズインパクト」、というか「ROAD-道-」は盲点でした。あとレイシリーズは入れようかどうか迷いましたけど、ダライアスと並べてもタイトーばかりになるし、ギリギリアウトかなと思って省略してました。
ちなみにカトゆー家断絶さんに紹介していただいた際のコメントで、音ゲーについてどうかというコメントをいただきましたが、今回はそれを入れるととんでもない数になるので外しました。ビートマニアなんて初代と2代目だけでも、今までなかったジャンルのオンパレードですからね(SKAとかドラムンべースとか)。