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「ジャンプ大パンチアンパン塩ラーメン」回顧~ゲーパロ4コマグランプリ

酔拳の王 だんげの方さんが主催されている「漫画ナツ100」のほうに参加させていただきました。

今回はマイナーマンガ中心ということで、なるべく他の人が出さないものをというので選んできたひとつがこの「ゲーパロ4コマグランプリ」。
Gparo4koma_1


これは昔、今は(会社ごと)亡き新声社『ゲーメスト』の兄弟マンガ誌として創刊された『コミックゲーメスト』にあった読者投稿マンガコーナーです。
ちなみにこの『コミックゲーメスト』、現在での有名マンガ家が多数連載していたり(ある意味一番は古葉美一氏)、中平正彦氏のストZEROマンガから生まれた「かりん」が本当にゲームに登場したりとマイナーながらなかなかインパクトのある雑誌でした。でも、『continue?』テレカが当選してから送られてきたのが、1年後だったのはどうかと(私事)。

話を「ゲーパロ4コマグランプリ」戻しますが、ただの読者投稿と馬鹿に出来ません。一時はメーカーも投稿してましたし。ちなみに一番長く投稿していたメーカーは、『豪血寺一族』シリーズのアトラス。そこのよくマンガで登場するのは「レッツゴー!陰陽師」で注目が集まった、現在ノイズファクトリーのスタッフと思われます。直接描いた絵は出なかったですが、村田蓮爾氏がマンガのキャラとして出てますし。あと「ソニックウイングス」の装甲巡洋艦さんなど、ものによってはキャラデザの人とかが描いていたことも。

これだけでも結構なものですが、神髄はメーカーではなく、レベルが高い読者投稿4コマにあります。
代表的な投稿者として、『マリーのアトリエ』などのイラストレーター桜瀬琥姫氏、現在藤島じゅん名義で活躍されている4コママンガ家しろくろ氏も投稿していたと思います。(本誌ゲーメストには間違いなく投稿してました。まあ本誌はそれこそ吉崎観音さんとか挙げるときりがない)

ここから生まれた有名なキャラまでいます。「墓ギース」と言えば、一部の人には通じるかも。

しかし、私がここ10年間ずっと記憶に残っているのは……
anpan(新声社『ゲーパロ4コマグランプリ』1巻65ぺージより引用)

この「ジャンプ大パンチアンパン塩ラーメン」。当時腹がよじれるほど笑いました。ちなみにとなりの「えらい人」もかなりのお気に入りです。でも作者の踊屋さんって、早期の段階で投稿されなくなってしまったのが残念です。

踊屋さんの他複数のマンガの他にも、なかなか斜め方向にレベルの高い(褒め言葉)作品が多いので、知らない方は一度読んでください。
ただ若干アーケードゲーム知識が必要。(っていうか前述のアンパン塩ラーメンも、格闘ゲームのコンボ(技がつながる)の意味がわからないと面白くないかな?)

まあ当時の感想なので、今見るとちょっと古くさいかもしれませんが。でも、キム=カッファン(飢狼伝説シリーズ)の偽善者ネタは、妙に人気があったなあ。

近くにブックオフの類があるなら、そこで100円棚のアンソロジーがいっぱい置いてあるところを見た方が見つかりやすいと思います。ちなみに1巻~2巻が私のおすすめです。もちろん3巻以降も面白いのありますけどね。ゲーパロ4コマグランプリ (1)

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