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鈴木みそマンガについて

鈴木みそ氏についてはご存じの方も多いと思いますが、念のために説明すると、1990年代後半から2000年代前半のファミ通誌上において『あんたっちゃぶる』や『おとなのしくみ』といったマンガを連載していた人です。おそらく一定の年代より上のゲームファンには桜玉吉氏と並んで有名なファミ通(というかファミコン通信)の漫画家かと思われます。

で、鈴木みそ氏はファミ通という一般ゲーム誌にもかかわらず、ゲーム業界ものやらアダルト産業ものやらにおいてかなり突っ込んだレポマンガを書かれており、当時学生でそれらの業界のことを何も知らなかった私は、すごく面白く読んでいました。

しかし、エミュとかマジコン、業界の噂なんてのにも突っ込んでいましたが、今じゃ誌上でその話題に触れることさえできないでしょうね(というか当時でもファミ通ならかなりギリギリだったと思いますが)。

 

その『あんたっちゃぶる』や『おとなのしくみ』が急に欲しくなって本屋に行ったのですが売っておらず、Amazonでもなく、仕方がないので古本屋にGO。しかしそこでもなかなかなくて数件目にしてやっと見つけました。

改めて読んでみてもやっぱり面白い。当時はまだマイナーだった『バカゲー』という言葉や秋葉原のおでん缶を使って、一般層に広まっていったのはここからかもしれません。

あと、この作品では、ゲームのキャラクターが役者になって、『レッキングクルー』のブラッキーが売れないまま現役を続けているという設定で描かれているシリーズがあるのですが、それがかなりいい感じです(それ故、今でもブラッキーが任天堂ソフトで出てこないかとちょっと期待してます)

あと、コミックビームで連載されていた『オールナイトライブ』も、悪徳商法の手口とか、ゲーム専門学校の実態に突っ込んでいてこちらも面白いです。

 

ちなみにコミックビームの創刊号と、前身のアスキーコミックは、まだうちの部屋にしまってあったりします。

現在、氏は『銭道』というマンガを描かれていますが、こちらもアニメーターやコンビニフランチャイズの実態に突っ込んでいて面白いのでおすすめです。(これは新刊で買えます)

 

そんなわけで、鈴木みそさんはかなり好きな漫画家なのですが、正直いつバリ島あたりに行ってしまうか、それがちょっと心配です。(まあ今ならネットがあるのでどうにでもなるでしょうが)
オールナイトライブ (6)  おとなのしくみ (4)  銭 四巻

 

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