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海外から来たゲーム音楽コンサート『VIDEO GAMES LIVE in JAPAN』レポ

9月21日に、有楽町東京国際フォーラムで行われた海外からのゲーム音楽コンサート、『VIDEO GAMES LIVE』に行ってきました。実はこのコンサート、海外ではかなり行われていて、それはこのブログの初期にも紹介していました。

かなりたくさんある海外のGMコンサート
最近、music4gamesさんにコメントで書き込みを頂いてから、ちょっと海外のGM関連サイトも見るようになりました。とはいっても私の英語力はそんなにないので、Sleipnirの翻訳ページと原文と見比べて内容を判断しているのですが。 で、リ...

しかし、スケジュールに東京公演が書かれていたにもかかわらず、日程未定のままかなり経ってしまったのですね(ついでにCDも発売延期になったままいつのまにか出てましたが)。でも、やっと開催されるというので、今年忙しくて『PRESS START2009』に行けなかったのもあるので、行ってみることにしました。

 

会場前に、まず軽いコスプレコンテストと、PV上映。PVに何故か古のフラッシュ『マイケルクエスト』(ちょっと編集してあった)などがちょっと流れたり。

■参考:YouTube – マイケルクエスト-Michael quest-

■参考:YouTube – Ms. Pacman Music Video – The Go! Team

で、主催者トミー・タラリコ氏のコメントのあと第一部スタート。

■レトロゲームメドレー(スペースインベーダー、ドンキーコング、アウトラン、フロッガー、テトリス(海外版?)、パンチアウト、魔界村、魂斗羅等のメドレー)
■『キングダムハーツ』
■『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』シリーズメドレー
この直前に中さんのビデオあり。客席に光吉氏がいて挨拶。
・『フロッガー』を客2人にプレイさせて、それにあわせてオーケストラが演奏するという企画。
・ここで世界初のゲーム、『オデッセイ』開発者のラルフ・ベアー氏にインターネット回線で生インタビュー
■『サイレントヒル』
作曲者の山岡晃氏とのセッション
■『Myst』(指揮者のジャック・ウォール氏の作曲)
■『ファイナルファンタジー』ピアノソロ(マーティン・レン氏)
■『ワンダと巨像』
客席に大谷幸氏がいて、挨拶。
■『ゼルダの伝説』メドレー
近藤浩治氏舞台に登場。軽いインタビュー。

休憩を挟んで第二部。

・『メタルギア ソリッド 3 スネークイーター』
作曲者、日比野則彦氏のサックス。
■『Advent Rising』(日本未発売のゲーム)
■『ワールド・オブ・ウォークラフト』
■『スーパーマリオブラザーズ』シリーズメドレーオーケストラ
『スーパーマリオブラザーズ』近藤浩治氏によるピアノソロ
■『Halo』
■『クロノ・トリガー』
光田氏が客席にいて挨拶。

で、アンコール

■『ファイナルファンタジーVII』より「片翼の天使」
■『スーパーマリオブラザーズ』の早弾き(マーティン・レン氏)
■『悪魔城ドラキュラ』(洋名『キャッスルバニア』)
作曲者の元コナミ山根ミチルさんと山下絹代さんが舞台で挨拶。

そして全員が舞台挨拶して終了という流れでした。

 

一番インパクトに残ったのはとにかくゲストが豪華。『PRESS START』でもゲストは豪華なのですが、こっちは日本人コンポーザーが出てくるのは完全にサプライズだったので余計驚きました。特に近藤浩治氏のピアノ生演奏は、ファンとしてはこれだけで元が取れた気分になります(日本での公開演奏は初だそうですし)。

曲目的には、日本のポピュラーなところ&洋ゲーかなと。任天堂のゼルダ、マリオ、それにFFとか有名どころと揃っています。ここ、洋ゲーはどうしても日本では知名度が低いので扱いが難しいところですね。私もさすがに『MIST』や『Halo』はともかく、『Advent Rising』は知りませんでした。あと、ナムコもの全滅(その分「悪魔上ドラキュラ」などコナミがあったのはよかったですが)。それよりシューティングがほぼなかったのが個人的には残念か。

ちなみに、こういったゲーム音楽にしてもFFとかドラクエのみではないコンサートでの選曲は、とても難しいのではないかということも思いついたのですが、それはまた後日書きます。

 

感想としては、行って良かったと思います。細かい不満を言えばたしかにあります。チケ代8000円近いのだから、パンフタダでくれとか(私の行った日は、パンフ+CD+Tシャツのセットで5000円でした。日本じゃあまりTシャツはグッズとして需要は高くない気もしますが)。

あと、自分はだいたいの意味を感じ取れる程度の英語はわかりますが、全くわからない人、とりわけ子供とかは、主催者が途中で何を言っていたのかわからなかったかも(途中からノリ重視のためか、通訳を通さなくなったので。近藤さんなどゲストがインタビューのたびに意訳していましたが)。

途中のトミー・タラリコ氏のコメントは、コンサートに何を求めるか(ノリか、オーケストラを聴くこと重視か)によって、人によりプラスにもマイナスにもなったのではないかと。個人的にはゲームコンサートにはクラシックコンサートの定型ではなくいろいろなコンサートの形態があっていいと思うので、これはアリじゃないかと(フロッガーの企画とか面白かったし)。

これを契機に、日本でもゲーム音楽のコンサートやライブが有名どころからアマチュアまで増えていって欲しいと思います。

 

■関連&曲目参考:豪華ゲストの競演に酔いしれる“VIDEO GAMES LIVE in JAPAN~ゲーム音楽と映像の祭典~”で迫力のゲーム音楽を堪能 – ファミ通.com

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