最近、商店街がシャッター街となっているニュースはよく聞きます。ちなみに地方だけではなく、東京の商店街でもそれはよく起こっています。地元でも昔からの店がどんどんそうなっていますしね(ただ、本屋だけはちゃんと潰れない不思議。いいのだけど)。
しかし、そういった閉店セールの時には、思わぬものを生み出すことがあります。それは倉庫にしまってあったものが表に出てきて、超特価で売られるというもの。その中には希に、本当に希にですが、今ではなかなか入手できないものも混じっていたりすることもあります。ゲームマニア、もしくはサントラマニアな人は、そういったものに狙いをつけることもあるのではないでしょうか(とはいっても、それくらいのレベルの人なら、普段から中古屋巡りはしてそうですが。私がそうだし)。
そして先日、友人にそういった閉店間際の雑貨屋で、面白い物が置いてあると教えてもらったので、さっそく行ってみました。
そこは郊外の街に30年前からありそうな普通の雑貨屋で、鍋とかたわしとかも売っていたのですが、その一角のショーケースにぎっしり詰め込まれているものが。その中にはファミコンソフト、スーファミソフト、あとPCエンジンのソフトが。そういえば私の小さい頃、PSの流通(特約店直販)が誕生するまでってのは、新品ゲームの流通もわりと混沌としていて、ファミコンソフトが本屋や駄菓子やなど、余りゲームと関係なさそうな店にまで売っていることってのがけっこうありましたね。それもこういったものの名残りなんだと思います。
しかし、ラインナップがまた微妙で、さすがにプレミア物はない。ただ、中古屋で多く見かけるもの(スクウェア製など、多く本数が出たもの)とも違って、なんというか「何?そのソフト」って言われるものがほとんどだったかと。でも繰り返すけど、珍しいけどプレミアはなさそう。具体的にはエンディングの「りり」で有名なFCの『ゴーストバスターズ』、『忍者らホイ』、『燃えプロ!最強編』、『スーパーゼビウスガンプの謎』ほかナムコのスポーツゲーム、PCエンジンでは『PC原人』、『イースIII』など。いや、ここで名前を出しているだけでもメジャーなほうなのですよ。ただ私が記憶できなかっただけで。で、それらが一括1000円でした。
で、せっかくなので(ネタ代のつもりで)買ってきたのがこれ。
ディスクシステムの『光GENJI ローラーパニック』。チョイスした理由は、今後何があってもバーチャルコンソールに出なさそうだから。
写真でわかるように、新品です。ディスクカードには保護カバーがあるし、なんか相性占いカードとかついてるし、ディスクシステムからちゃんと機械油の臭いします。ただ、うちのディスクシステムはとっくにゴムが切れているので、やりようがないのですが。まあ資料がわりに置いておきます。
これがいい買い物だったかどうかは、コメントを控えましょう。ただ、ネタにはなりましたからその面でよしとします。
今時、都内のレトロゲー扱いじゃない店舗で、ファミコンやスーファミ、PCエンジンの新品が置いてある店っていうのもかなりレアなのではないかと。さて、この店ですが、豊島園トイザらスの半径2kmくらいにあるので、近い人は探してください。ただ、閉店している可能性はありますが。そして何度も言いますが、プレミアを期待すると見事に肩すかしを食らいます。あくまで情緒を楽しんでください。