スポンサーリンク

冬のゲームサントラならこれ 『アルペンレーサー』

寒い日が続きますね。まあこれも日本の四季の一部ってことで。
さて、ゲームにも季節を意識したゲームが多々あります。主にはアドベンチャーゲームに多いですね。反面、その他のゲームでは四季の感覚が薄いものも多いです(もしくは四季混在とか)。しかし、そんな中でもちゃんとひとつの季節を押し出しているゲームというのは存在します。今日はその中から、冬っぽいゲームのサントラを一つご紹介いたしましょう。
ナムコゲームサウンドエクスプレスVol.25 アルペンレーサー

この『アルペンレーサー』の大型筐体、見かけた方は多いのではないでしょうか。これは正面に大画面、足下にはスキー板を模したステップ型稼働部があり、まさにスキー用の体感ゲームとして誕生しました。当時は基本的に大型筐体は飛行型(アフターバーナーなど)かレース型(リッジレーサーなど)が主流であったので、この筐体はけっこうインパクトがありました(もっとも、『R360』にはかなわないけど)。一説ではゲーセンばかりではなくてスキー専門店アルペン(神田)にも置かれたとか。私もわりと遊んだ記憶がありますけど、3面が越せなかったような。

さて、このゲームの音楽もなかなかよいものに仕上がっています。ただ、当時のナムコはめがてんさんなどのリッジチームの音楽がひときわ目立っていたために(このゲームも『レイブレーサー』とほぼ同時期)、その他の音楽が隠れがちな感じになっている感があります(ちなみに作曲は石川隆之氏)。ただ、前述のようにこれも当時のナムコらしい(というかSYSTEM22らしい音というか)音を使って、テクノ的軽快さがあるよいものです。実際、このサントラはレイブレーサーといっしょに一時期よく聴いていました。
サントラを聴いてみると、全体的に軽快さがあって、まさに冬のスポーツにぴったりなイメージです。ただ、寒々しいのではなくて、冷たいけど爽やかな風って感じなのですよね。
その中でも特にステージ1の音楽である『Endless Season』はなかなかのもの。サントラでは、何故かイメージソングとして、ボーカル付きのものが収録されています。なんというか広瀬香美風。90年代後半を感じます。
他にも、『Give It Together』『Alpine Wind』『Extreme Slope』など、なかなかいい曲が揃っています。ただ、曲数が少ないです(ゲームの性質上仕方ないのかも)。

1995年の作品ですので当然もうサントラも新品では入手困難ですが(でも筐体はたまに見ますね)、ビクターのナムコシリーズですので、比較的流通量はあるはずです。ですので見つけたときには聴いてみてください。

 

タイトルとURLをコピーしました