先日、帰郷した友人がゲーム音楽CDを何枚か(というか大量に)持っているというので、貸してもらいました。で、その中にあった1枚がこれ。
この『RAP a de LIC』は、データイーストのサウンドチーム「ゲーマデリック」が、自社のゲームアレンジCDとして制作されたものです。タイトルから予想はつくと思いますが、ほとんどがラップ調にアレンジされております。
収録曲は、「ウォークライフスーパーコップ(『ロボコック2』)、「カルノフが街にやってきた」(『カルノフ』)、「ザ・ライフライン・オブ・ニューヨーク」(『クールドバスターズ』)、「チャイナタウン」(『チャイナタウン』)、「ダンスDEピンボール」(『レーザーウォー』等)、「ヒストリカルパレード」(『バーガータイム』等)に加えてオリジナルの「ゲーマデリックのテーマ」「終わりに」の全8曲となっています。
特にオープニングの「ゲーマデリックのテーマ」と「カルノフが街にやってきた」は、曲ばかりではなく歌詞の面白さもあって特徴的な仕上がりとなっています。
「カルノフが街にやってきた」の歌詞を一部抜粋させてもらうと「闇夜の国からやってきた彼の名前はカルノフ・ボンバレス 僕らのヒーロー、カルノフ!カルノフ! どこにいるかぼくは知ってる ほら下水道! 東京タワー! 近所の駄菓子屋! ゲームセンター!」…さらに、「ヒストリカルパレード」は、歴代DECOの曲が文字通りパレードとなっており、レトロゲームファンにはたまらないでしょう。
それに何故かこのCD、電撃ネットワークの南部サンが解説を書いてたりします。
このCD、現在では入手は難しいと思われますが(私もずっと見かけてなかったのに、今回わりと近いところであったのは驚きでした)、これらのうち「ゲーマデリックのテーマ」/「ヒストリカル パレード」/「カルノフが街にやってきた」は、『BACK IN THE GAMADELIC !! ~DATAEAST ARRANGE ALBUM~』に収録されているようです。
あと、以前ちょいと触れた4ゲームバンド合同ライブ「GAME MUSIC FESTIVAL ’92」でも、「カルノフが街にやってきた」は演奏されたみたいですね。
というわけで、おもしろく曲もノリがよく、非常にイイ感じなので機会があったら聴いてみてくださいませ。