iPod Touchと安くなったiPod Classicの80Gのどちらを買おうか悩んでいます。iPod Touchの目新しさには惹かれますが、容量が少ないのと、不具合報告が多いのがどうも。用途も音楽が主だ、しここは次の世代まで安定&大容量の80Gにしようかな。もっとも現在驚くほど金がないから実際に買うのは年末以降になるでしょうが。
さて、iPod、というか、Appleは新製品が出るときちょっと特殊な方法をとってします。それは「新製品発表会が行われた後、すぐショップで買える」というものです。iPod Shuffleの時など、これで驚かされた人も多いでしょう。今回のiPod Touchはちょっと状況が違いましたけどね(SONYを警戒しすぎた説なんてのもありますが)。
そこで考えてみました。これと同じこと、すなわち発表会と同時に売り出すようなことをゲームでも出来ないかなと。
さすがにハードは無理だとしても(でも、ゲームボーイアドバンスSPみたいなマイナーチェンジならそうでもないかな?)、ソフトなら出来ないかなと思ってそのための条件を考えてみました。
絶対的守秘拘束
iPodの場合、発表前に関しては徹底した情報管理が行われます。それは、事前にわかってしまうとこの発表方法の最大の特徴であり効果である「サプライズ」がなくなってしまうからです。少なくとも社員は絶対漏らしませんし、店が情報を漏らそうものなら、二度と入荷されなくなるでしょう。ネットニュースのスクープも、発表会後に一斉に流されてますし。
ですので、ゲームの場合も同じでしょう。しかし、流通まで統制できるかどうかは難しいかも(フライングとかありますし)。
その製品が絶対に売れるという保障
そもそも、何故発売の数ヶ月前、場合によっては数年前からその製品のことを発表するかというところから考えてみると、発表即販売のメリットよりも、前に発表して徐々に盛り上げていくほうがメリットが大きい(と判断される場合)が多いからなんですよね。今までだったら主にゲーム雑誌などでしょうか。
それを一切なくすわけですから、そのソフトが前々から評判が良くて、絶対的に売れる保障が必要です。まして長期的に売れるiPodのような製品とは異なり、ゲームは初動が命ですから。
そう考えると、ドラクエ、FF、メタルギア、マリオ、ゼルダクラスのものが必要でしょう。
雑誌社を無視しても大丈夫な存在力
もし、これをやられた日には、雑誌のリリースは遅れるわけですから、ゲーム雑誌にとってはあまり面白くないでしょう。となると、それを無視しても大丈夫なほど体力のある会社か、ハタからゲーム雑誌に頼らないメーカーではないと無理でしょう(しかし後者はPCゲー含めてはたしてどれくらい存在するのやらって感じですが)。
以上のことを考えると、これが出来るのは現在の任天堂くらいなのかもしれません。
ですが、やっぱり現時点では苦労のわりには効果があるかどうか疑問ですので、こういった方式はまず行われないのではないかと思います。
でも、それはパッケージソフトの場合であり、事前漏洩の心配が薄く、流通にも雑誌社にもあまり気を遣わないですむWiiのバーチャルコンソールや、PS3のゲーム配信、それにX-BOXLiveといったネット配信なら、話題のソフトをいきなり発表、即配信ということも出来るかもしれません。
いきなりバーチャルコンソールで「今日からゼルダのオリジナル新作が遊べます」とかやってくれたらかなりのサプライズなのですけどね。まあそのためにはDLソフトという形態が、それだけでも採算が取れるようにもっと普及する必要があるでしょう。