今日はちょっとマイナーなＧＭＣＤの紹介をしてみようと思います。
９０年代前半、家庭用だとまだファミコン～スーファミの時代に、『いっき』や『アトランチスの謎』で有名なサン電子（サンソフト）から「へべれけ」というキャラクターのゲームがシリーズでリリースされました。
上のジャケットを見てもわかるような、かわいいようなそうでもないようなゆるキャラが動き回るゲームです。ちなみに声優は林原めぐみ、若本規夫、かないみか、千葉繁と今見ると妙に豪華です。（まあ１０年以上前ですけど）。
ちなみにゲームは最初はアクションだった気がしますが、なんだかパズルとかいろいろなところでへべれけキャラが使われたのでよくわからなくなってきています。
さて、このサントラはそんなへべれけシリーズの５作『へべれけ』『ＧＩＭＭＩＣＫ！』（以上ＦＣ）『すごいへべれけ』『おいしいへべれけ』『へべれけのぽぷーん』（以上ＳＦＣ）をまとめたサントラで、１９９４年にデータム・ポリスターから発売されたものです。
曲調は何故かノリのいいテクノ系に、このゲームのキャラクターに合わせたようなコミカルさが織り交ぜられており、なかなか特徴的な良いサウンドに仕上がっています。
特筆すべきはＦＣ『へべれけ』の音楽で、ファミコンの限られたライン、音源の中でかなり工夫してノリのよさと雰囲気出しを両立させた音楽を出しており、かなり心地よいです。たしかにファミコンではかなりトップクラスのＢＧＭ表現だと思います。ちなみにライナーノーツには、ファミコンで同時に出せる限界である４音を超えて、同時に６音を鳴らすという裏技をやって言うとも書かれています。（正確にはサンプリングやエコーを使って６音のように聴かせているということでしょう）
曲数は全部で54曲ですが、そのうち３つはボイステストと留守録ボイスとなっています。
今ではさすがに入手困難でしょうが、何か機会があったらゲームでも良いですので一度聴いてみてください。このキャラ達の世界観と不思議にマッチしますので。
