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アポロンレーベルの系譜

ゲームミュージックの黎明期(1980年代後半)に、アポロン音楽工業という会社からリリースされていた「アポロンレーベル」なるものがありました。(ちなみにGM専門ではなく、一般の音楽も出していました)そこからはなんとCDではなく、レコードやテープでもゲームミュージックのリリースを行っていたといえば、どれだけ昔から手がけていたかがおわかりでしょう。

ちなみに私がはじめてのゲーム音楽レコードを買ったのも、このアポロンから出ていた『ドラゴンクエストIII 交響曲』のレコード2枚組だったりします。ちなみにゲーム生音の方がおまけ的に収録されています。あとこれは2枚組だったのですが2枚目にはB面がなく、片面がつるつるのレコードというのを初めて見ました。

ドラゴンクエストⅢ レコード

そのアポロンレーベルから出ていたものは名盤が多く、かなりの数が復刻されています。ドラクエシリーズやコナミSTGシリーズ(グラディウスや沙羅曼蛇)なんかはもちろんですし、最近では、ハピネット(当時はサイトロン)『アポロン ゲームミュージックBOX ~メモリアル・サウンド・オブ・ウィザードリィ~』等が出てますね。

 

で、そんなアポロンレーベルなのですが、90年代に半ばに「バンダイ・ミュージックエンタテインメント」と社名を変更します。ここではバンダイ関連という性質上か、やけにギャルゲー系のリリースが多いのですが(センチメンタルジャーニーとか)、そんな中で名作といえる『ソウルキャリバー』や『鉄拳TAGトーナメント』のサントラといったものも出てしました。

が、数年後、会社自体が畳まれてしまいました……(おかげで今でもソウルキャリバーのサントラはプレミアついちゃってますね)

 

しかし、このレーベルの版権やらスタッフは何処いってしまったんだろうとネットで調べていたのですが、思わぬところとつながりがあったみたいです。

Wikipedia「バンダイ・ミュージックエンタテインメント」

どうやら、現在アニメ、ゲーム系(特にギャルゲー系)の音楽をリリースしている有名レーベル「ランティス」にその流れがあるらしいのです。Wikipedia情報なので確実とはいえませんが、実際にバンダイビジュアルの子会社となっているので、あながち間違いではないと思います。

となれば、このレーベルから『ソウルキャリバー』のサントラが復刻されないか、とちょっと期待している自分がいます。

 

※2014年9月追記

今だとバンナムが直々にiTunesで配信もしてます。

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