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ゲーム音楽用語【い】「イース」

 

イース」(ゲーム名)

 

「イース」は日本ファルコムよりPC88で発売されたアクションRPG。

 

当時、PCゲームは限られたユーザーのみの市場であり、その特殊性ゆえゲームはどんどんマニア向け、すなわち難化の方に向かっていった。
しかしイースは、「優しさ」をテーマに掲げ、誰でもクリアできる難易度と、攻略性を兼ね備え、それまでのPCゲーム作品とは一線を画すことになる。
その後、続編である「イースⅡ」も発売され、大好評を博す。(ちなみに、初代「イース」と「イースⅡ」はストーリー的に続いているので、同時に語られることが多い)

 

この作品が好評だったのは、適度な難易度のアクション自体の面白さに加え、感動的なストーリー、演出、そして古代祐三氏、永田英哉氏、石川三恵子氏ら(古すぎるために誰が関わった不明な部分あり)の音楽が素晴らしかったところにある。当時はまだPC88の未熟な音源から、印象的な音楽を生みだし「ゲームミュージック」というジャンルを作り出した作品のひとつと言える。

 

イースシリーズは現在でも、リメイクや続編がリリースされている。

しかしイース開発スタッフは「イースⅡ」を最後として日本ファルコムを退社。したがって、「イースⅢ」以降は、純正イースではないという人もいる。

そのスタッフは、ソフトハウス、クインテットを設立。代表作に「アクトレイザー」(古代祐三氏参加)、「ガイア幻想紀」「天地創造」などがある。ちなみに、クインテットの音楽は、古代氏の関わった「アクトレイザー」以外でも、人気の高いものが多い。

 

古代氏は、現在エンシャントを設立し、ゲーム音楽に携わっている。

 

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