なんか『陰陽師』というPVがネットで話題になっているみたいですね。
これは出元を辿ると、『新・豪血寺一族 -煩悩解放-』のおまけとして収められていたものらしいですな。それがネットで広まったと。
ちなみにこれですな。(引用させていただきます)
で、開発元ノイズファクトリーのご厚意もあって、それは着メロになったりと広がってゆきました。
その、『新・豪血寺一族 -煩悩解放-』のフルコーラスサントラがノイズファクトリーの通販で発売される旨は以前のエントリーで書きましたが、せっかくなのでもう一度紹介しようと思います。
■新・豪血寺一族 -煩悩解放-<フルコーラスバージョン> (リンク切れ)
せっかくの機会ですから、豪血寺シリーズの説明から入ります。
豪血寺シリーズ第一作は2D格闘ゲームブーム真っ最中の1993年にアトラス発売されましたが、ゲーム内容こそは正統に近い2D格闘であるにもかかわらず、不気味な老婆が主役、BGMでは当時では非常に珍しかった歌付きの曲が流れるというインパクトでミドルクラスの人気作になりました。キャライラストが当時はまだ無名だった村田蓮爾氏というのも人気になった理由の一つでしょう。
ちなみに『コミックゲーメスト』で連載されていた漫画は、何故か北斗の拳風な劇画でシリアスに展開されていたので逆に笑えたのを思い出しました。
豪血寺一族2では、後にサターンのソフト『プリクラ大作戦』でも登場するクララが参戦し、前にも増してBGMには歌が入るようになりました。この後、豪血寺一族シリーズのBGMは「変な歌」というのが定番になります。
そして3作目の外伝を経て4作目『グルーヴ オン ファイト 豪血寺一族3』(グローブにあらず)では、タッグ対戦式となり、サターンにも移植されて人気を博します。
しかしこの後は2D格闘ゲーム市場が冷え切ってしまい、しばらくリリースされないまま時間が経ってしまいます。
だけど、続編の『新豪血寺一族 闘婚 -Matrimelee-』は、アトラスより独立した開発元、ノイズファクトリーによって作られ、プレイモアよりは発売されます。
そして、今回の『新・豪血寺一族 煩悩解放』に繋がります。
ちなみにゲームで使われていたのはこの陳念ステージ。PVで目立っている面々は、全員背景です。(ちなみに『闘婚』のほうです)
さて、このサントラが通販のみで3月26日に発売(発送)になります。
作曲は、この豪血寺シリーズをはじめ、『レイジ・オブ・ザ・ドラゴンズ』や『メタルスラッグ3』、それにSNKの音楽を数多く作られてこられた田中敬一氏です。
ちなみに(過去の豪血寺シリーズからそうだったと思いますが)、歌はすべてプロではない開発スタッフとか一般の人みたいです。CD発売までに時間がかかっているのも、
なぜに今頃CD化かと申しますと、ボーカルが全て一般の方なので口説き落とし、全ての歌の収録完了に大変時間がかかってしまいました。(申し訳ないです。)
と、ちゅうこさん(元コミックゲーメスト読者には有名だと思う人)のコメントが書いてありますしね。
ネットの『レッツゴー!陰陽師』が耳にこびりついている方、豪血寺シリーズが好きな方は注文してみてはいかがでしょうか
『レッツゴー!陰陽師』の他にもどんな曲があるかは、上記のノイズファクトリーHPにて視聴が出来ますので、聴いてみてください。
尚、初回申込み受付は3月16日までとなるので、早めに欲しい方はそれまでに申し込む必要があるでしょう。
しかし、意外なところから注目のゲームミュージックサントラが来たなあ……
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★追記
豪血寺一族1~3のサントラは、旧サイトロンから出てました。それ以後はノイズファクトリーで売られていましたが、今は販売を終了しています。