このような記事が。
■スクエニ「FFXII」、サントリーとコラボで「ポーション」発売――メインテーマに葉加瀬太郎氏を起用
ポーションにもいろいろ突っ込みたいところはありますが、ここは「ゲームミュージックなブログ」なので、ゲーム音楽の方に触れたいと思います。
葉加瀬太郎氏といえば、高田万由子の旦那で有名ですが、それはおいといて。
氏は昔、音楽集団、「クライズラー&カンパニー」に所属しており、この時代からヴァイオリニストとしてクラシックを面白く、しかし華麗に演奏していました。
CMソングや主題歌でも多く使われていましたので、知らず知らずのうちに聴いたことのある方は多いと思います。(私もクライズラー時代のCDは何枚か持っています。
ちなみにおすすめを聞かれたら、ベスト的な「レッドルーム」、もしくは「KRYZLER&KOMPANY/#」か「シャコンヌ」、純粋に弦楽&ピアノとして聴きたい場合は「ブルールーム」でしょうか)
ですので、今回は話題性抜きにしても、結構いいものを作ってくれるのではないかと期待しています。
※余談ですが、同じクライズラー&カンパニーに所属していた斉藤恒芳氏は、「天地無用!」「スパロボDVD」「蒼穹のファフナー」など、アニメ及びCMの作曲を数多くされています。(もう1人の竹下欣伸氏も現役で音楽活動中)
しかし、一部、特にすでにFF12の音楽に携わることが決定していた崎本仁氏のファンとしては、あまりいい思いをされない方もいると思います。
でも、この葉加瀬氏の起用ですが、記事によると
「FFXII」のサウンドトラック全般を手がけるのは「ファイナルファンタジータクティクス」などでおなじみの崎元仁氏だが、メインテーマに関しては楽曲プロデューサーとして葉加瀬氏が参加。作曲・アレンジはもちろん、自身によるバイオリン演奏もフィーチャーされている。
ということで、せいぜい1曲、多くても+1曲の2曲程度でしょう。
つまり、FFXでいえば「素敵だね」とプラス1曲くらいだと思います。
なので、あくまで「FF12の音楽」は崎本氏だと思います。
アニメで言えば、エヴァのテーマ「残酷な天使のテーゼ」の作曲は鷺巣詩郎氏ではないですけど、エヴァの作曲者として有名なのは鷺巣氏なのですから。
ですので、崎元氏のファンの方も、それほど心配しなくてもいのではないでしょうか。
少なくとも、プロモーション優先で、ゲームのイメージと合わないJ-POPアーティストやアイドルを連れてこられた挙句、ちぐはぐになってしまったメインテーマのゲーム(さあ、思い当たるゲームは何でしょうか?)よりは、おそらくオーケストラでしょうし、よほどゲームに合っていると思います。
まあ、葉加瀬氏には、そのメインテーマをしっかりと作っていただいて、本編の音楽に繋いでいただければ最高だと思います。