概要
タイトル:GAME SOUNDTRACK REPORT EX Vol.01
初出:コミックマーケット99 1日目(2021年12月30日)西 の-10a『中杜D報告書』
ページ数:32ページ
発行:中杜D報告書
著者:中杜カズサ
販売状況(2024/3/7現在):
在庫有(即売会などで頒布)。
BEEPにて販売中。
BOOTHにて通販中。
表紙画像:
内容
今回の新刊は、今までの『GAME SOUNDTRACK REPORT』の15冊目ではなく、『GAME SOUNDTRACK REPORT EX』としております。
『一つのサウンドトラックを、そのもととなったゲームでの使われ方を含め、集中して書く』というコンセプトとなっています。
今まで『GAME SOUNDTRACK REPORT』シリーズとして、テーマに沿っていろいろなゲームサウンドトラックについて書いてきました。作り始めた理由としては、Vol.01の2015年頃にはサウンドトラックについて書かれた本があまりなかったので(あるにはあるけど、もうゲーメスト時代などの古典資料が主になっていた)、そういうものをうまく分類しつつ紹介ゆければと続けてきました。ただ、誌面の制約もあることから一つのサントラにつき1~2ページという限られたもので、それ以上書きたいことがあっても割愛するというケースがかなり多くなりました。
しかし現在は、同人誌でも商業誌でも昔に比べるとサントラについて書かれた本が出て来ているので、自分の本では数を出すより、自分でひとつのサントラについて深く掘り下げるという方向をしてみたくなり、このような形としてみました。
さらにもうひとつ、こちらの本は、サントラについて書くのと同時にそのゲームで流れる音楽について、すなわちそのゲームでの音楽に使われ方についても触れるようにしています。これは、ゲーム音楽は単品でもたしかに素晴らしいものではありますが、ゲーム音楽をゲーム音楽としているのはやはりゲームという存在があってのものであり、ゲーム音楽を語る場合、やはりゲームでどう使われているのか、どのような演出が行われ、音楽が効果を発揮しているのかに注目することは、その音楽が生まれた過程を見るに重要と思い、そちらにも触れたかったのが理由です。
扱ったタイトル及びサブタイトルは、
■『ダライアス外伝』 ~独特な音楽と演出の効果~
■『天地創造』 ~スーファミ末期名作の心に響く名曲~
■『斑鳩』 ~ゲームと完全融合するBGM~
■『塊魂』 ~個性的なゲーム&歌曲の演出相乗効果~
の4つ。
選定にジャンルなどはなく、アーケードもコンシューマも混じっていたりと、もう完全に自分の趣味です。その勢いで一気に書きたかったので、時間のない中あっという間に出来ました。
今回新シリーズということでこういう形で出しましたが、今後も出すなら自分でも試行錯誤してゆきたいと思います。