ネットを見てみたら、なんか興味深いニュースがありました。
■ビデオゲームミュージック40年の歴史を綴るドキュメント映画のKickstarter開始 | Game*Spark – 国内・海外ゲーム情報サイト
Kickstarterとは、アメリカのクラウドファンディングで、クリエイティブなものに対しての提案をして、そこで資金集めが出来るという仕組み。そこで、『Beep』という名前の”A Documentary History of Video Game Sound”つまるところビデオゲームサウンドの歴史ドキュメントの映画および書籍を作る資金を募集しています。
要旨を読んでゆくと、数々の作曲者へのインタビューも予定されているようで、日本でも細江慎治氏や小倉久佳氏などの名前を見ることが出来ます。
以下プロモ映像。
これが自分として興味深いのは、まず「ゲーム音楽の歴史」であるということと、それが日本以外からの視点であるということ。
私もゲーム音楽の歴史はまとめようととりかかっているのですが、最初に気づかされたのは、多くの流れがあり(アーケード、コンシューマ、PC、その他)それを一緒くたに語ることが出来ず、それぞれが膨大だということ。これに加えて国内のみならず、海外ゲームも加えると尚更です。
故にゲーム音楽の歴史をまとめるには、体系的に一つにまとめられるものではなく、数多くのジャンルや視点が必要と思うのですが、それを海外からこのような試みがなされるということは、日本からでは目が行き届きにくい視点について見えてきて、非常にありがたいと思うのです(もちろん日本から見える視点もあるので、そういうところをそのうち書きたいと思っていますが)。
どのようなまとめ方をするか難しそうですが、期待しています。願わくば、ただのゲーム音楽やインタビューの時系列羅列とならなければよいなと。
さて、現在のところ40,000カナダドルのゴールに対して、半額以上が集まっているようですので、今後注目したいと思います。ちなみにクラウドファンディングの特徴である、提供資金に応じての特典もいろいろあるようなので、ちょっと真面目に考えてます。