以前から何度も書いていた「FM音源マニアックス」のCDが、今日到着しました。
で、さっそく聴いてみたのですが、豪華なメンツは名ばかりではなく、期待以上の出来でした。
FM音源となると、多くの人はそのまま昔のゲームの、悪く言ってしまえば限られた音色しか出せない単調なものを連想してしまいがちでしょうが、ここに収録されているものはそういったものをほとんど感じさせません。たしかに一音一音はファミコン・メガドラ時代のゲームで聴いたような音なのですが(もちろん生音でなくCDの音なので感覚的な違いはありますが)、それの組み合わせが貧弱さを全く感じさせないのですよ(まあ昔のゲームと比べると、おそらくライン数が違うというのもあるでしょうが)
ただ、どの音楽もFM音源の特徴を生かしていると思います。
このCDが、「最近発売されたゲームに使用されている」と聞けば、わりと信じられるのではないでしょうか。
でも、考えてみれば、音というものは何千年も昔に作られたものが、今までずっと続いて、使われているわけですから、音そのものに古いとかそういった概念は当てはまらないのかも。
となれば、将来は逆輸入みたいな形で、FM音源を使った最新ゲームの音楽なんてのも出てくる可能性はありますね。
ちなみに今、特にお気に入りは『追憶』『L.s.』かな。