こんなニュースが。
タイトルの通り、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ1&2』のサントラが夏に発売されるとの発表が、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ 20周年記念展』で行なわれたとのこと。
初代ソニックの音楽といえば、まだ3人であり、大ブレイクはする前のドリームズ・カム・トゥルーの中村正人さんが作曲したというのはわりと有名です。ゲームを普段やっていない人でも、UFOキャッチャーの音楽で使われていたために、素人に知名度が高いゲーム音楽の節のひとつかもしれません。
今日はそれと関連した話題で。
ゲームのソフトにはいろいろな売り方があります。そして限定版、すなわち一定の数量しか売らないものも多く存在します(完全限定版と、初回限定版など同じソフトを形式を買えて売る形がありますが)。しかし多くは予約限定の生産だったり、生産数をもとにしたものだったりします。ただ、珍しいことに2日という期間で、それもイベントやネット通販など限られた場所ではなく(ほぼ)一般流通でそうした売り方をしたソフトが存在します。で、最初の流れからしてそれはソニックシリーズなのですが、タイトルは『ソニックアドベンチャー2 バースディパック』。
この『ソニックアドベンチャー2』は、2001年6月23日に発売されたものです。言うまでもなく『ソニックアドベンチャー』の続編。
この日付を見ておわかりになるように、丁度今から10年前。つまりバースディパックの名前が示す通り、ソニックの10周年を記念したパックだったのですね。
そして以下が当時のチラシ。
見ての通り、「2日間しか売らないぜ」とあり、6/23(土)と6/24(日)だけの販売であることが書かれています。
ちなみにこれ、本体の『ソニックアドベンチャー』とサントラの「ゴールドディスク」、「ゴールドメダル」「ソニックヒストリーブック」がついていて5800円と、かなり豪華。まあ見方によっては音楽CDなどがついた初回限定版にもなりますが、記念品としてなかなかのものでしょう。
Amazonで今も写真つきであったので、参考までに(勿論売ってるのは中古)。
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当時はPS2が発売されて1年3ヶ月が経とうというところで、ドリキャスがかなり劣勢になってきたところなので、こういった数少ないお祭りニュースはファンにとって嬉しかったでしょう。
ただ、当時これが不評だった人もいます。それは流通や小売りの人。事実上、当時の(今もそうだろうけど)ゲーム流通形態では、2日間だけ売る、というのは難しいものでした。仕入れたものは2日を過ぎたら売れないのか、それなら引き取ってくれるのか等々。結局そのためか、私の観測範囲では小規模な店ではこれを見ることはありませんでした。もしかしたら売っていたかもしれませんが予約限定扱いだったのでしょうね。
ちなみに大きな店でも、この数日後にこっそり売っていた記憶があります(これも中古品というか新古品扱いだったか記憶が曖昧ですが)。
しかし、この時代からもう10年が経つと思うとなんだかしみじみします。相変わらず家のドリキャスはまだモニターに繋ぎっぱなしですが。殆ど斑鳩だけど、ソニックも久しぶりにやってみたくなりました。