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はてなと任天堂の協業で見えてくるもの

このようなニュースがありました。

■はてな、任天堂株式会社との協業事業「うごメモシアター」「うごメモはてな」を12月24日にリリース ※リンク切れ

私も別のブログをやっているインターネットサービスのはてなが、任天堂と協業するというプレリリース。内容はDSiでの「うごくメモ帳」で描かれたものをネット上で公開するという「うごメモシアター」「うごメモはてな」。

うごメモはてな – メモからはじまる新しいコミュニケーション! ※サービス終了

 

さて、ゲーム会社がインターネットを使って何かをやるというのは、現代ではさして珍しいことではありません。しかしこの件はそれとは違って任天堂、そしてコンシューマゲーム業界にとってかなり注目すべき事例のように思えます。

というのは今までコンシューマゲーム機というのはたしかにインターネットを使っていろいろなサービスを提供してきました。しかしそれはあくまでコンシューマゲームという枠の中、もっと言えば自社の枠内だけであり、インターネットの他のコンテンツとの連動ってほとんど行われていなかったのですよね。例えばインターネット連動とはいっても、それはソフトメーカー自社(QMAとか)、よくてハードメーカーのサーバを使ってやるもの(みんなのニンテンドーチャンネルなど)のみでした。たしかに携帯電話連動ってのはあって、あれは希にほかのインターネット専業会社と連動することはありましたが、それも大きく飛び抜けたものではなかったように思えます。

しかし今回、既存のインターネットサービスとしては大手のはてなと組んだ、ということは意外でした。というのは、ゲーム会社は自由度が高く、統制が出来にくい(そのソフトに対する批判情報もいっしょに流れる)PCによるインターネットの輪と距離を置きたいんじゃないかと思っていたため。さらに任天堂の場合、あまりゲーム事業以外に業務を広げないのを是としているような感じがありましたし、さらにWiiチャンネルでこれを実現できそうなのにしなかったこと。

 

そこで考えてみたのですが、もしかしたらゲームの枠内で既存インターネットの枠をうまく取り込もうとしているのかなと。つまりWiiを使えばWiiの枠内だけで終わってしまいますが、それにより興味を持ったPCユーザーをもDSに取り込もうとしていると。ただ、全部取り込んだら前述のような問題も入ってくるので、はてなのコンテンツ内に収めたと。

方向性は、案外サテラビューのインターネット版なのかもと思ったりします(失敗とかではなく、意思として)。

うごメモに限らず、DSiはカメラがついただけで他は何が変わったのかという話は出ていましたが、この通信機能を生かすと、とんでもなく大化けする可能性もあるように思えてきます。

■参考


まあもちろん、今回のうごメモだけで終わるかもしれませんが、なんとなくそういった方面で発展して来るとなると夢を持てるかもという感じがします。

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