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不正データをWi-Fiに接続した場合、どのような法的問題があるのか

 マジアカDSぽちぽちやってます。対戦も結構楽しくできています。しかしアーケード版と違うのは、わからない問題が出てくると、無駄な足掻き解答とか、ギャグ解答に走る人が少なめで、みんな無回答なんですよね。これはそのうち変わってきて、おもしろ解答をする人が増えるかどうか。
 さて、今のところ大丈夫ですが、薄々気になっている人もいると思うのが、対戦でズルをする人がいないかということ。とはいっても、家にあるもので調べる程度ならアーケードでもメモをとってやっている人はいますし(私は覚えるのが楽しみの一つなのでやらないですが)、時間的リスクも背負うのでまあ意見はいろいろあれど個人の自由に入るでしょう(それが楽しいかどうかは人によると思いますが)。それよりも問題は、改造したものを使ってプレイしていないかということ。出来るかどうかはわかりませんが、改造をして正解率を上げるとか、パラメータを操作して、アイテムをそろえる系ですね。ただこれは今に始まったことではなく、すでにDSやWiiの『どうぶつの森』や『マリオカート』、それに『ポケットモンスター』などで少々話題になりました。というか最近では、マジコン問題も出てきますね。
 私の場合、遊び方は個人が楽しむ範囲内であり、他人に迷惑をかけない場合はある程度自由だと思っています(もちろん不正コピーは論外として)。そして、現時点ではその個人の範囲内での行為を律する法律はおそらくないと思います(見解は分かれるでしょうが、少なくとも使用者においての判例はないはず)。しかしながら、これをネットに繋いだ場合は話が全く変わってきます。
 まず、任天堂のWi-Fiの注意事項において、「ゲームデータの改ざんなどにより、他のユーザーに迷惑をかける不正行為は絶対に行わないでください。そのような行為が確認された場合、当サービスへの接続停止などの対処などを行う場合があります。」と書かれており、改造データで繋いだ場合、そのDSやWiiごと接続ができなくなる可能性があります。
 これだけでも十分ですが、ネットでざっと調べてみると、以下の法的にも問題となる可能性があるそうです。
 ・刑法第234条:威力業務妨害罪
 ・刑法第234条の2:電子計算機損壊等業務妨害罪
 ・不正アクセス行為の禁止等に関する法律第3条第1項
 つまり、「改造データというウイルスを撒き散らしたことによる損害を与えたことによる罪」という解釈みたいですね。実際、『どうぶつの森』におけるアイテム交換や村訪問などで、改造した村に入ってしまい、自分のデータが変になった例があるそうです。あとはこれに著作権法が加わる場合もあるかな?(ただ、私の見解としては拡大解釈になる可能性があるので外してあります)
 ただ、繰り返しになりますが、これに照らした適切な判例がないので、あくまで予測されたものです。とはいえ、どのみち迷惑行為ではありますし、規約でしっかり規制されているので、改造、もしくは不正ROMでのアクセスはやめておくべきでしょう。製品を所持しており、バックアップとしてソフトを使っている場合でも同じく。このへん任天堂やコナミの法務部なので、そういった行為がはびこってくれば、本腰を入れる可能性は高いですしね。
 とはいっても、マジアカの場合、不正に改造したデータでやっても一時の自己満足だけでおもしろくないでしょうし、成績は楽しみ方の中のひとつとして、のんびりやりたいなと。

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