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マジアカDS発売ってことで、アーケードクイズゲームの歴史について語ってみる

 マジアカDS買ってきました。これからやります。さてその前に今日の更新をってことで、せっかくですからアーケードクイズゲームの話でもしてみます。
 クイズゲームってのもかなり昔からあるジャンルですよね。アーケードゲームでは1983年には当時の人気番組を題材にした『アメリカ横断ウルトラクイズ』なんてのがあったようですし(ちなみにこの番組は、ファミコン、ゲームボーイ、PS、PS2などでもゲーム化されている)、コンシューマでも『ナゾラーランド』が一応クイズに入るでしょうか。ただ、この時代のクイズって、問題がパターン化されていて、何回かやるともう問題が被ってしまうことが多かったのですよね。まあ、当時の容量じゃ無理もないですが。ですので、コンシューマでちゃんとしたものが出るのにはもうちょっと時間がかかります。
 アーケードでクイズゲームが目立ち始めたのは、1989年に『アドベンチャークイズ カプコンワールド』、『アドベンチャークイズ2 ハテナ?の大冒険』が、クイズゲームとして久々に出たあたり。これらは今見ると普通のすごろくタイプクイズゲームですが、当時のアクションやら格闘ゲームにちょっと疲れた時に軽くやれるので、けっこう需要があったように思えます。というか、この当時はこれだけのクイズが出るものが珍しかったので、友達と協力してクリアしようとしていましたね。この頃のカプコンはストIIの出始めでしたが、こういったクイズの分野でもかなり強かったと思います。
 ちなみにこの後、JAMMA通ってるのかどうか怪しい脱衣系クイズゲームなんてのも出てきますが、あまり知らないので今日は割愛します。いや、本当だって。
 そして同じくカプコンの『クイズ殿様の野望』、SNKから『クイズ迷探偵ネオ&ジオ』、タイトーからは『ゆうゆのクイズでGO!GO! 』『森口博子のクイズでヒューヒュー』等が出るものの、やはりクイズゲームはゲーセンの片隅に置かれる脇役的ゲーム、もしくは大型筐体のパーティー的なもの(例『クイズドレミファグランプリ』)でした。しかし、一気にゲーメストで大きく扱われるくらいのゲームが出てしまいます。それが1996年の『クイズなないろDREAMS 虹色町の奇跡』。
 ■クイズなないろDREAMS 虹色町の奇跡
 このギャルゲー的なクイズゲームは、当時盛り上がっていたときめきメモリアル等の流れか、かなりの人気が出て、クイズゲーム目的でゲーセンに来る人も出来てしまいます。ある意味ここに来て、はじめてゲーセンの主役クラスになった感じです(とはいえ、当時は格ゲーの全盛期ですが)。ちなみにキャラ名が「森永めぐみ」とか「不二家桃子」「鐘紡サキ」とどこかで聴きおぼえのあるものなのはご愛敬(コンシューマ版では変更してた)。
 それと同時に、ナムコも同年『子育てクイズ マイエンジェル』をリリース。ある意味PSの有名シリーズとしてしまいます。そして1997年には『きらめきスターロード』がタイトーからリリース、1998年にはコナミから『ときめきの放課後 ねっ☆クイズしよ』がリリースされるなど、この手のクイズゲームが小ブームとなり、(ちょっと違った方向での)クイズゲーム最盛期となります。まあ、問題とキャラクターさえあれば、フォーマット(出題→解答)が決まっているので、作りやすかったという面もあると思います。
 ただ、格ゲーの衰退、そしてゲーセンの衰退とあわせるように、それらのゲームもだんだんと姿を消してゆきます。というか、この頃にはもうコンシューマの容量が十分あるようになったので、家庭用への直接移植で十分となったのも、アーケードクイズがでなくなった理由かもしれません。
 しかし、そんなゲーセン冬の時代の2003年『クイズマジックアカデミー』の1作目がオンラインという武器を携えてゲーセンに登場します。このオンラインによって、誰かとクイズを対戦できる楽しさ、そして問題が理論上は無限になるという利点を手に入れて、一気に盛り上がります(もちろんキャラ人気もあったでしょうが)。そして、バージョンアップを重ね、今日、はじめてコンシューマソフトとして発売されました。
 そんないろいろなクイズゲームの系譜の現時点における末端にあたるのがマジアカDSとなるわけです。そんなことを思いつつ、プレイをしてみるのもある意味一興かもしれません。
 クイズマジックアカデミーDS(通常版)

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