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オフィシャルでゲームのレベルを売ることはどこか問題か考えてみる

この話が話題になってますね。

■箱○テイルズ、レベルアップやゲーム内のお金をDLCで販売 ※

私は、「ゲームの遊び方は『人に迷惑をかけない限り』自由」だと思っています。もちろん法律に抵触する行為は迷惑行為、ポケモンなど、改造したデータを通信対戦で使っても迷惑に当たると考えます(もっとも、改造したデータを通信で使った場合、何か法的に引っかかったような)。ただ、個人で遊び、迷惑をかけない分にはデータ改造しようとまあ個人責任において自由だろう、と思うのですよね。

では、ネットゲーのRMTはどうか。これが難しいところで、直接的には迷惑はかけないかもしれませんが、間接的に世界を見だしてしまうという意味で、迷惑行為に繋がる可能性が高いです。故に禁止されたり、嫌われている部分が多いと。

この「人に迷惑をかけない行為」の基準っていうのが、ゲームに限らず難しいのですよね。極論まで言えば、メーカーの想定以外の行為をメーカーは迷惑と思っている可能性もありますし。

 

では、今回の場合はどうか。完全にオフラインの遊びで、しかも単純にレベルアップやスキルを提供するという行為ならば、別段まあいいかなあとも思うのですよね。考えとしてはファルコムのPCゲームにあったイージーモードのパッチみたいなものですし。この提供が無償で、さらに、そのレベルアップを買ったか自力で稼いだかが見てわかったのだったら、それほど文句は言われなかったと思います。それは、一応やろうと思えば誰でもそれが出来るという「公平さ」があるというのも大きいでしょう。

今回の問題の種は、これが有償提供されたことではないかと。このゲームだけ見ると、イージーモードはあるし、普通にプレイすれば別に買わなくても進めるレベルらしいのですよね。つまり、ほとんどの人は買う必要はないと。それでもどうして怒る人が多いのか、ちょっと考えてみました。

 

金を持つものと持たざるものに「不公平」が生じる

これで怒っているのは、おそらく「金があるものが特をする」という不公平さに怒っているのではないかと。いや、これは本人が買うつもりもなく、また金があっても同じことで、今まではやることでのみそのレベルに達したのに、それを金で解決するという不公平があるということを怒っているのではないかと。ニュースなどで,他の国の貧富の差を見て怒る状況と似ているような似ていないような……

オフィシャルでやってしまったことに対する反発

今までも、改造ツールとかはあり、それを使っている人はわりといたでしょう。だけどそれはあくまで「外部からの正当ではない手段」として、使わない人にとっても意識の中で隔離されていたが故に許されていた部分があると思います。しかしオフィシャルでやってしまったことで、正当行為の中にそれを組み込んでしまったことへの反発があったのではないかと。

これがバンナムと関係のない別会社のやったことだったら、ある意味ちょっと違っていたかもしれません。

 

未来に対しての危惧

PS3のグランツーリスモHDコンセプトの時にもありましたが、この手のゲームに深く携わるものの販売は普段組み込まれているものを別売りして有償にするという見方をされがちです。まあ○○商法とよく言われる別売り商法を連想させるのかも。今回はイージーモードもあるしあくまで補助的なものとして提供されたのでしょうが、ユーザーからは「これからは難易度をわざと上げてオプションを販売する方向に向かってゆく」という危惧を生じさせてしまったのではないでしょうか。

 

まとめ

以上のような理由で、販売行為に限らない怒りが危惧が、今回の騒ぎの原因となっている気がします。

有償販売というのは、ものによっては魅力的にもなりますが、このようなリスクを抱えていると考えます。これから先は、アイマスのアクセサリー以外にうまい方法が提供されるのでしょうか?
◆参考

ゲーム内レベルやお金をDLCとして購入することへ反応

レベル上げ時間が金で買えるなら、ストーリースキップをフルでつけてくれ

 

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