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PS3の発売が延期するとかしないとか

 

先日「PS3の発表は秋以降になる」という情報が流れたのですが、それをSCEがすぐ否定するといったニュースがありました。

●参考リンク

・プレステ3は10月以降? 米ゲームソフト社幹部
SCE、プレステ3は10月の報道を否定(以上INTERMEZZOさん)

 

さて、これについてちょっと考えてみました。

現在は2月ですが、発売が今年春だとすると最長でも5月末。しかしながら、現在公式からは情報らしい情報が全くといっていいほど出ていません。もし数日後に発表があると仮定しても、春発売だとその間3ヶ月半。一見長いように思えるこの期間ですが、ゲーム雑誌に出稿出来るのは週刊ファミ通でもたった15回程度、月刊誌なら3回しか露出のチャンスがありません。もちろん他の雑誌でも似たようなモノです。
かといってTV展開にも金銭的限度がありますし、インターネットも広告手段としては限度があります。それではいくら注目の集まっているPS2とて、ユーザーの購入意欲を上げるのは困難と思われます。
そもそも、PS3に搭載することが予告されているブルーレイのプレイヤーですが、現在普及どころかほとんど販売されておらず、あっても10万円台だったりするのに、そんなものが家庭用ゲームの値段で出せるでしょうか?
ということで、この春発売を本気で信じている人は少ないと思います。

 

しかしそれなら、何故SCEはこのような発表をしたのでしょうか。また何故、価格などの詳細な発表をしないのでしょうか。
ここからは私の独断による推理になりますが…
さて、まずは何故なかなか発表しないかというと、これは「過去の失敗を繰り返さないため」かと思います。
SCEはPSP発表の際、その発表会の1時間半前になんとNintendo DSを任天堂から発表されてしまうという不意打ちにあってしまいます。(まあこれは任天堂がスーパーファミコンVSメガドライブの時代からやっている戦略とも言えますが)
その発表では予想されていたよりはるかに安い価格(15000円)での発売が発表されたため、誰もが驚きました。そして1時間半後に開催されるPSPの発表会は、何故か十数分遅れて開始され、当初発表されるはずだった価格も発表されませんでした。(そのためこの空白の十数分で価格発表を控える会議がなされたという噂が絶えません)
その後発表されたPSPの価格は、19800円まで下げられましたが、この任天堂の発表がなければもっと高い価格が発表されていたという可能性が高いとよく言われてします。
まあ、今回なかなかPS3が発表されないのも、これの2の舞、つまりPS3を任天堂の新機種、レボリューションの発表で潰されるのをおそれているのではないかと。
PS3は、社長自らあまり安くはならないという発表がされています。PS3の性能は間違いなくかなりものになるでしょう。おそらくはレボリューションを上回ると思います。

 

しかし、もうゲーム機というものはPS2で見た目的には進化しきってしまい、PS3となっても普通のユーザーの目には劇的な変化は見られないでしょう。(デジカメで言えば、400万画素と800万画素の違いを見分けろと言っても、素人には感覚的にしかわからないようなものです)
しかし価格は違います。もしレボリューションがまた予想外の低価格、例えばPS3より1万円安かったとしたら、購入意欲という点ではそちらに興味が移ってしまいます。また前間絵馬ら予告されている「過去のソフトがネットを通して遊べる」というニュースも、かなりインパクトを与えるでしょう。
したがって、発表がなかなかされないのは、ライバルである任天堂を牽制しているからと思えます。
しかしながらそれは任天堂にとっても同じことが言えます。つまり、PS3の詳細次第では、レボリューション発表時にPS3の情報に潰される可能性もあるというわけです。
というわけで、この膠着状態が続く限りは、なかなか正式発表はなされないかもしれません。(もしかしたら水面下で情報戦が行われているかもしれませんね)
「じゃあ何でSCEは発売延期を否定したのか」といえば、それは多分サードパーティー対策だと思われます。
あまり本体発売までの期間が空いてしまうと、当然ソフトは発売できません。そうすると資金が回収出来ないソフトハウスは、先が見えるハードに移られてしまうと言う可能性もあります。ですので、それを牽制したのではないでしょうか。

 

本当はもっと書くことがあるのですが、長くなってきたので本日はここまで。
ともあれ、これからが楽しみです。まあ、個人の希望としてはこの2つのハードが接戦になって、ゲーム業界が活性化してくれるのが嬉しいのですが。

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