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CAVE初の横シュー『プロギアの嵐』のサウンドトラック

たぶんサントラ紹介としては今年最後のエントリー。

プロギアの嵐

秋葉原に行ったときに偶然目に入ったのでそのまま購入。

このゲームはシューティングですが、知名度的にはそれほどでもないかもしれません。しかしこれ、現在『デススマイルズ』が絶賛稼働しているCAVEから出されたはじめての横シューなのですよね(『デススマイルズ』は2作目の横シュー)。販売はカプコンですし基盤もCPS2だったので、他のCAVEシューティングとはちょっと違った印象を受けますけど、キャラクターや面の間のイラスト演出、そしてエンディングを見るにCAVE作品らしさがちらほら見えます。

 

ゲームは不老不死を得た老人達がが元老院という組織を作り、大人達を皆殺しにしてしまい征服をたくらんだことから、子供達がそれに対抗するというストーりー。世界は『ガンフロンディア』のような開拓時代の雰囲気とSFが組み合わさった、スチームパンクとでも言うべきものとなっています。

で、このゲームを変な方向で有名にしているのがエンディング。実はこのゲーム、少年キャラ1人と少女キャラ1人を自キャラとして選択するシステムなのですが、それによってエンディングが変わります。それはハッピー(結婚)から微妙なのいろいろあるのですが、そのうちに「戦争に負けた上、あこがれの人が別の男と不倫?妊娠で絶叫する」という、ギャルゲー(エロゲー?)で言う寝取られ鬱エンドみたいなものがあるのですよね。まあマルチエンディングのひとつが変わっているのはCAVEのお家芸かも。

 

さて、音楽の話。サントラはCAVEではなくて、販売元のカプコン(セルピュータレーベル)から出ています。

音はCPS2基盤でのため、オリジナルの音色もそれに準ずる感じです。ちなみにサントラにはCPS2バージョンとオリジナルバージョンの2種類が収録されています。CPS2のほうには実機ノイズが乗っかってますが。まあオリジナルがあるからそれはいいでしょう。

音楽は、有名外注ではない時のCAVEサウンドと同じような感じですが、決して悪くはありません。スチームパンクというゲームの雰囲気に合っているという意味ではかなり良いものだと思います。さらに、ラスボスの曲は声を使っているのもあって、その緊張感がなかなかのもの。

ただ設定ブックレットがついているため、CD1枚でゲームサントラにしては3200円とちょいと高め。まあこのあたりもCAVEのCDらしい……ゴホゴホ。

このゲーム及びシューティング好きの人は確保しておいて損はないと思います。

 

でも、時期にしてみればドリキャスなんでしょうけど(『ゼロウイング』の前例もあるし)、何故かいまだにコンシューマ移植が携帯電話アプリのみという微妙な状況なんですよね(まさか例のエンディングがコードに引っかかるとかじゃあないだろうし)。なかなか雰囲気が良い作品なので、出してくれないかなあ。何だったら『デススマイルズ』とセットとかでも。
そういえば、『デススマイルズ』でもやっぱりサントラ出るのかなあ。フィギュアとかいらないからそこそこの値段でお願いします。

 

★追記(2015/9/4)

今だと復刻版が出てます。
B00HZHBW2G
プロギアの嵐 サウンド&アートコレクション : Sweep Record 

 

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