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『スーパーマリオギャラクシー』の音楽について語ってみる

そういえばここ最近あまり個別ゲームの音楽について触れてなかったなあと思ったので、ちょうど特典サントラの話題も出たことですし、『スーパーマリオギャラクシー』の音楽について語ってみようと思います。

 

とりあえずWiiでは初となる正当アクションのマリオシリーズですが、曲を聴いてなんとなく感じたのは、「綺麗」な曲が多いということ。これは曲の出来がいいのももちろんですが、なんというかオーケストラを生かした透き通るような音楽が多いかなと。

初代マリオからファミコン、スーファミ時代のマリオがポップな感じだったのに対して、64マリオでは綺麗さとポップな感じが均等になっていたように思えます。そして今回のマリオではポップさのほうが少なくなり、美しさが前面に出てきているように感じました。もちろん「ハニービーキングダム」の曲などポップなものも存在しますが、かつて主流だったそういう傾向の音楽のほうが今回は少なかったかなと。

あ、でも3のアスレチックステージアレンジとかは相変わらず過去の曲調を保ってますね。

 

今回はポップでというよりは、綺麗さに装飾されているかなというものが多いのですよね。エッグプラネットの音楽とかもそんな感じですし。あと、ネットで見る限り大人気のフローターランドの曲も壮大で、なんとなくシミュレーションRPGを連想してしまいます。

何故こうなったのかとすると、それはマリオシリーズの流れというよりは、今回のマリオが文字通り宇宙をイメージしているため、最も適した演出をさせるためにそのようになったのかもしれません。ですので次のマリオの世界観次第では、今回のようなクラシック風になるとは限らないと思います。

しかし、それがゲームに合っていないというわけではありません。マリオシリーズの音楽全般に言えることですが、曲単体でもたしかいいのですが、多くがあまり曲を主張しないで、ゲームに溶け込むのですよね。

先日取り上げたものでいえば、「陰」と「陽」のゲームミュージックで言えば、「陰」の方向かなと。例えば前述のフローターランドの曲にしても、あのステージはバシバシ走りながら進むというより、確実にジャンプして進むステージですので、こういった曲のほうがリズムが掴みやすい。そしてスピード勝負なレッドコメットステージなどの音楽は、テンポが速めの音楽になるというように、ゲームに合うように作られていると思います(そういえばDSのNewマリオも曲単体の主張度はあまりなかったなあ)。

 

ともあれ、ゲーム音楽のBGMとしてはやはり相当レベルが高いと思います。つか、Wiiつけながら単体で聞いていたのですが、それでもやっぱりいいなあ。

単体で聴いたときのお気に入りは、前述の「エッグプラネット」「フローターランド」あたり。まあまだ全部聴いているか分からないのですけど。

 

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